更新日: 2018.02.17 11:47
OAKレーシング、2017年以降はLMP1挑戦も視野
世界耐久選手権(WEC)に参戦しているOAKレーシングを率いるジャック・ニコレは、2016年シーズンでLMP2クラスでの活動を終了。2017年からはLMP1クラスへステップアップするかIMSAが主宰するユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)へ参戦するだろうと語った。
2017年からLMP2クラスでは選出された4社のシャシーのみを使用できる新たなシャシー規定が採用される。この4社にOAKレーシングのコンストラクター部門であるオンローク・オートモーティブが選出されたことを受け、OAKレーシングは同一グループ内での競争を避けるためにLMP2クラスでの活動を終了することになるという。
OAKレーシングを率いるジャック・ニコレは、2017年以降もレース活動を終了するつもりはないと語り、「LMP1クラスへステップアップするという道もある」と示唆した。
「ただし、同時に様々な要素を検討する必要がある。マニュファクチャラーと協力できるのならば、LMP1で戦いたいね」
ニコレの立場は2013年末にLMP1をプロジェクトを凍結した時から変わっていない。ニコレはLMP1プロジェクト凍結後、LMP2クラス向けクローズドプロトのデザインプロジェクトを開始。2014年に『リジェJS P2』として発表している。
また、LMP1へのステップアップを果たせなかった場合でも、ニコレはOAKレーシングが活動を継続することを強調した。
「2014年シーズンにはアメリカでレースを戦った。2017年に再び舞い戻る用意はできているよ」
OAKレーシングはモーガンLMP2とリジェを使用し2014年シーズンのUSCCへ参戦。シリーズで1勝を挙げ、ポイントランキングで5位を獲得している。IMSAはプレミアカテゴリーであるプロトタイプクラスにワークスチームが参戦することを認めている。
OAKレーシングのコンストラクター部門であるオンロークは現行のリジェP2を改良する形で2017年に向けたシャシー製作を開始しており、今週バーレーンで行われるダンロップタイヤテストでも走行を行う予定だ。
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています