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F1ニュース

投稿日: 2011.07.26 00:00
更新日: 2018.02.16 03:45

RBR、ドイツの敗北を警告と受け止めるも動揺なし


 レッドブル・レーシングのチームプリンシパル、クリスチャン・ホーナーは、3位と4位に終わったドイツGPはチームにとって“警告”になり、今後も気を緩めずに戦っていくと述べた。一方で、彼はレッドブルの優位は揺るがないと自信を見せている。

 今季圧倒的速さを誇ってきたレッドブルだが、ドイツGPではセバスチャン・ベッテルがフロントロウを取り逃がし、決勝でも4位に終わり、マーク・ウエーバーはポールポジションを獲得したものの、決勝は3位にとどまった。優勝はマクラーレンのルイス・ハミルトン、2位にはフェラーリのフェルナンド・アロンソが続いた。

 ホーナーは、ドイツGPの結果は、ランキングで独走しているチームが気を緩めないための“警告”にはなるが、レッドブルは今季他のチームよりも安定して素晴らしいパフォーマンスを見せ続けており、心配はしていないと述べた。

「我々はさまざまなタイプのサーキットで競争力を発揮してきた。今季すべてのグランプリでポールポジションを獲得しているし、10戦中6勝を挙げ、全戦で表彰台に上っている。これを見れば悲惨な結果というには程遠い」とホーナーは言う。
「だが今回のレースは、攻撃の手を緩めてはならないという警告になったことは間違いない。チームの中には今ひとりも手を緩めている者はいない。全員が全力でプッシュしている」

 ウエーバーはレース後、レッドブルのマシンは予選の1周では速いが決勝ではそうでもなく、この問題を解決すべきだと述べた。しかしホーナーは、チームは大きな問題を抱えているわけではないと主張した。
「パフォーマンスのキーとなるのは、タイヤへの理解であり、タイヤの性能を最大限に引き出すことだ。レッドブルは10戦を通して非常に安定した力を発揮してきたが、他のチームにはアップダウンがあった」
「もちろん我々はこの週末から学習する。誰もが常に学習し、前進を目指しているものだが、レッドブルは今季、安定して上位を走っているというのは事実だ」
「これまではマクラーレンかフェラーリが我々にチャレンジする傾向にあったが、今週末は両方のチームにチャレンジされた」
「だが我々は組織として非常に強力だ。それもあってランキングにおいてこれまでこのような結果を出すことができているのだ。これからもレースによって状況は変わるだろうが、我々は一貫したパフォーマンスを維持できると期待している」