レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

ル・マン/WECニュース

投稿日: 2014.04.21 00:00
更新日: 2018.02.16 23:19

WEC開幕戦はトヨタがワンツー! ウエーバーは3位


 WEC世界耐久選手権は20日、シルバーストン・サーキットで開幕戦が行われ、アンソニー・デイビッドソン/ニコラス・ラピエール/セバスチャン・ブエミ組の8号車トヨタTS040ハイブリッドが優勝。2位には7号車トヨタTS040ハイブリッドが入り、トヨタが新型車両での初戦でワン・ツー・フィニッシュを果たした。3位には、昨年限りでF1から引退したマーク・ウエーバーも名を連ねる20号車ポルシェ919ハイブリッドが入っている。

 ワークスチームにハイブリッドシステムの搭載を義務付けた新たなLMP1クラスの車両規則が導入され、アウディ、トヨタともに新型車両を投入するほか、新たにポルシェも参戦している今年のWEC。開幕戦の決勝日は不安定な天候となり、コース上はやや濡れている箇所もあるダンプコンディションの中でスタートを迎えた。

 6時間の決勝レースでは、前日の予選でポールポジションを獲得した7号車トヨタが首位をキープして1コーナーを回って行くも、序盤からトヨタ、アウディ、ポルシェの上位6台による激しい接近戦が展開。優勝した8号車トヨタは、序盤は3番手を走行するも、開始40分というところで降り始めた雨に合わせてインターミディエイトタイヤを装着し、圧倒的なハイペースで首位を奪取。一気にリードを拡大すると、その後もレースを支配する走りを見せた。

 一方、8号車とはタイヤ戦略を分け、開始40分からの雨ではウエットタイヤを装着した7号車トヨタは、20号車ポルシェ919ハイブリッドと2番手を争う形でバトルを展開。中盤からは7号車が数十秒のマージンを築くも、20号車とは終盤まで同一周回でバトルを繰り広げた。