2017年のWRC世界ラリー選手権に参戦するシトロエンは、開幕2戦で発生したトラブルが週末の第4戦ツール・ド・コルスで再発することはないと自信を覗かせた。
2016年シーズンを開発期間にあて、新型のC3 WRCを投入したシトロエン。第3戦メキシコでは優勝を飾ったものの、第1戦モンテカルロと第2戦スウェーデンでは思うような結果を残せず、マニュファクチャラーズランキングで4チーム中最下位につけている。
チームを率いるイブ・マトンは、開幕2戦で使用したサスペンションのセットアップが不振の原因だったと発言。ツール・ド・コルスでラリー・モンテカルロの“悪夢”が再来することはないと語った。
「ラリー・モンテカルロやラリー・スウェーデンで発生した問題は、特殊なものだった」とマトン。
「もちろん、対策は講じるよ。しかし、それは来年のラリー・モンテカルロを見据えたものになる」
「ツール・ド・コルスと路面コンディションが似ているラリー・モンテカルロの最終SSなどで、C3 WRCは最速のマシンだった」
シトロエンはツール・ド・コルスに向けて、3月下旬にフランス国内で事前テストを実施。クリス・ミークとクレイグ・ブリーンが1日半ずつ、ステファン・ルフェーブルが1日、テストを行っている。
なお、シトロエンはツール・ド・コルスから2017年型WRカーを1台追加投入し、3台体制で臨む。
■シトロエン代表、エースのミークを賞賛「テストで素晴らしい働き」
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