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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2019.01.24 06:51
更新日: 2019.01.23 17:52

セバスチャン・ローブ、”氷上の格闘技”シリーズ最終戦パリにゲストエントリーへ

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ラリー/WRC | セバスチャン・ローブ、”氷上の格闘技”シリーズ最終戦パリにゲストエントリーへ

 フランス国内を中心に開催され“氷上の格闘技”とも称されるアンドロス・トロフィーの2018-19年シーズン最終戦に、9度のWRC世界ラリー選手権王者セバスチャン・ローブがゲスト参戦することが決定した。2月にパリのスタッド・デ・フランスで開かれるイベントでは、電気自動車部門のトップカテゴリー、エリート-プロ・クラスにエントリーする。

 アンドロス・トロフィーで2010年から新設されたトロフィー・エレクトリック部門は、この2018-19年シーズンから競技車両が最新モデルに切り替わり、従来までの内燃機関V6エンジンをミッドシップに搭載したエリート-プロ・クラスと並行して4輪駆動、4輪操舵のフルEVマシンで争われている。

 2019年シーズンはヒュンダイに移籍し、WRCに復帰して6戦にエントリーすることも決まった伝説的ドライバーのローブは、2月9日に開催される特別フォーマットの最終戦でこのエキサゴン・エンジニアリング製のフルEVマシンをドライブ。F1にスポット参戦経験を持つ大ベテラン、フランク・ラゴルスとともにトロフィー・エレクトリックの複数セッションを戦うことになった。

 この最終戦では、ふたりのドライバーがエリート・クラス、エリート-プロ・クラスにそれぞれエントリーするシリーズレギュラーのイベント形態とは異なり、文字どおりマシンをシェア。耐久形式のレースフォーマットでの勝負となり、レース中盤でドライバー交代を行うことになる。

 1990年に創設され、今季で30周年を迎えた雪上のラリークロスとも言うべきこの名物シリーズでは、フランスを代表するドライバーたちが数々の戦績を残しており、ツーリングカー界を代表するドライバーとなったイバン・ミューラーがそのキャリア初期に10度のシリーズチャンピオンとなり歴史に名を刻んでいるほか、F1を退いたアラン・プロストも3度のタイトルを獲得。

今季も年初のダカールから精力的に活動を続けるWRCナインタイムス・チャンピオンのセバスチャン・ローブ
オリビエ&オーレリアンのパニス親子もレギュラー参戦。WTCRにも参戦する息子(左)はタイトル争いを展開
EVロードカーも発表するエキサゴン・エンジニアリング製のフルEVマシンは4WD&4WS機構を備える


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