今季も元F1ドライバーのオリビエ・パニスやその息子でツーリングカーを中心に活躍するオーレリアン・パニスらが参戦し、そのオーレリアンは現在シリーズ3連覇中のWorldRX世界ラリークロス選手権ドライバーでもあるジャン-バティスト・デボンらとチャンピオンシップ争いを繰り広げるなど、シングルシーター、ツーリングカー、ラリークロスなどあらゆるカテゴリーからのトップドライバーが集っている。

 そのアンドロス・トロフィー参戦が決まったローブは2014年にも雪上レースデビューを果たしており、サンテロック・レーシングの『シトロエンDS3 V6』をドライブしヴァル・トランス戦にエントリー。さらに時間を遡り、2008年のスタッド・デ・フランス戦では当時WRCでステアリングを握っていた『シトロエンC4 WRC』でのデモ走行も担当している。

 2019年はプライベーターのプジョー3008DKRでダカールラリーを戦い総合3位でフィニッシュしたローブは、すでに南米から欧州に帰還し、WRC開幕戦モンテカルロ参戦のためヒュンダイ・モータースポーツに合流。

 伝統の1戦でヒュンダイのデビュー戦を終えたのち、このパリ市街北部に位置する国内最大のスタジアムでのイベントに挑むことになる。

 また先週末には、F1チームのメルセデスAMGペトロナス・モータースポーツでリザーブを務めるエステバン・オコンが、同じくトロフィー・エレクトリックのマシンをシリーズ第3戦の会場となったイソラ2000でテストしその動向が注目されているほか、最終戦のスタジアム会場ではWRCでシトロエン復帰を決めたセバスチャン・オジェによる『シトロエンC3 WRC』でのデモラン披露も予定され、イベントに華を添えることになっている。

シーズン開幕戦には、元F1ドライバーのフランク・モンタニーらもEVクラスにゲスト参戦した
最終戦パリでは、ドライバー交代義務付けの耐久フォーマットが特別採用される
イベントはサッカー、フランスW杯開催地でもあったスタッド・デ・フランスで2月9日に開催される

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