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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2020.02.08 08:11
更新日: 2020.10.05 16:40

2020年ダカールラリーで電動SUVをドライブしたGCK代表シシェリ「来年は新開発EVで全ステージ戦う」

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ラリー/WRC | 2020年ダカールラリーで電動SUVをドライブしたGCK代表シシェリ「来年は新開発EVで全ステージ戦う」

 EVモータースポーツの旗手であるアレハンドロ・アガグが提唱し、2021年のシリーズ創設を目指している電動SUV選手権『Extreme E (エクストリームE)』。その初年度に採用されるワンメイク車両“ODYSSEY 21(オデッセイ21)”で2020年ダカールラリーにゲスト参戦し、シェイクダウン走行を担当したゲラン・シシェリは、エクストリームE参戦プロジェクトと並行して「ダカールをフルに走破できるEVマシンの開発」プランを進行中であると明かした。

 WorldRX世界ラリークロス選手権に自らのチームGCコンペティションで参戦するシシェリは、2020年に中東で初開催となったダカールラリーにて、北米のスター、ケン・ブロックとともに電動SUVのドライブを担当。最終ステージで競技区間を走行したブロックに先んじて、大会前日のシェイクダウンでオデッセイ21のステアリングを握っていた。

 ダカールラリーでも豊富な経験を持つフランス人のシシェリは、エクストリーム・スポーツのアスリート兼プロスキーヤーとしての顔も持つマルチタレントでもある。そのシシェリは部分的なダカール参加ではなく、2021年に向け完全電気自動車によるダカール参戦を計画しており、その先にはエクストリームE初年度シリーズにエントラントとして関与することも見据えている。

「来年のダカールでは電気自動車で全ステージの競技に参加したい。これはとても大きなチャレンジで、総走行距離がとてつもなく長いため(EV車両開発でも)広範囲に取り組む必要がある」と、EVモータースポーツ専門サイトの『e-racing365.com』に語ったシシェリ。

「もし目標が『とにかく完走したい』というだけならそれは可能だし、走行ディスタンスとバッテリー容量さえ合えば、ゆっくり走ることもできる。でもコンペティティブなスピードを維持して、トップのポジションを争うような戦いがしたいと願うのなら、話は完全に別次元のものになる」

2020年ダカールラリーへのODYSSEY 21ゲスト参戦でシェイクダウンを担当したゲラン・シシェリ
ダカールラリーでも豊富な経験を持つフランス人のシシェリは、エクストリーム・スポーツのアスリート兼プロスキーヤーとしての顔も持つマルチタレント


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