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投稿日: 2019.12.13 13:15

電動SUV戦『エクストリームE』、初年度最後の開催地はセネガル。2021年カレンダーを12月17日発表へ


ラリー/WRC | 電動SUV戦『エクストリームE』、初年度最後の開催地はセネガル。2021年カレンダーを12月17日発表へ

 2021年からのシリーズ創設がアナウンスされている電動SUVによる新シリーズ『ExtremeE(エクストリームE)』は、初年度カレンダーの最後を飾る“Ocean(海洋)”ラウンドの開催地を発表。そのロケーションは、アフリカ大陸セネガルの海岸線で、イベントは首都ダカールに近いラックローズ近郊で開催されることがアナウンスされた。

 地球上に存在するあらゆる自然環境を舞台に、初のフルEVオフロード・シリーズとして誕生するエクストリームEは、その開催コンセプトの中でArctic(北極圏)、Glacier(氷河)、RainForest(熱帯雨林)、Desert(砂漠)、そしてOcean(海洋)の5つの候補地を掲げてきた。

 そのシーズン1開催地として、これまでグリーンランド、ブラジル、サウジアラビア、ネパールでの開催がアナウンスされてきた。そして最後となる5番目の開催地に選出されたのは、かつてダカールラリーでも壮大なランドスケープを提供したセネガルの海岸線となった。

 エクストリームEの創設者兼CEOを務めるアレハンドロ・アガグは、セネガルモータースポーツ連盟の会長であるアブドゥ・ティアムとともに、候補地近くのコミュニティ・ビーチでの清掃作業中に行われた発表会に臨んだ。

「セネガルがオーシャンレースの開催地であることを発表でき、とてもうれしく光栄に思う」と挨拶したアガグCEO。

「ここは自然の美しさが傑出した地域ではあるが、悲しいことに多くの沿岸地域と同じく、さまざまな気候問題によって深刻な脅威にさらされている」

初年度最後となる5番目の開催地に選出されたのは、かつてダカールラリーでも壮大なランドスケープを提供したセネガルの海岸線となった

 レース会場の一部となる海岸線は海面上昇により毎年3~4メートルを失っており、地球温暖化の影響を受けたグリーンランドの氷冠融解などの影響も受け、今後も海面は上昇し続け、海岸減少による国土縮小は避けられない情勢とみられている。

「このエクストリームEシリーズが、我々のレース開催地やそれ以外の地域のコミュニティや政府とともに、スポーツファンを鼓舞して地球温暖化を摂氏1.5度までに抑制するため団結し、努力を続けて気候変動に対する世界的関心や行動の機運を高めることを願っている」

「これはセネガルに住む人々を含む、地球上の何億人もの人々にとって本物のレース、本物の勝負であり、我々は勝つことができるし、勝たなくてはならない。極端な気候変動、氷河融解、海面上昇、干ばつ、洪水などのリスクを著しく進行、悪化させることを避けるための戦いなんだ」

 実際のセネガルのレースでは、トラックレイアウトに砂州、塩層、砂利、岩、起伏を組み込み、ラックローズ周辺と大西洋沿いの“オフロード・サンド・トラック”が使用される。

 エクストリームE初年度シーズン1のカレンダーは12月17日にリリース予定で、全5戦の幕開けを飾る最初の1戦は、2021年2月の開催が予定されている。

シリーズで使用される準ワンメイク車両の” ODYSSEY 21(オデッセイ21)”は、2020年ダカールラリーの最終ステージで実戦デビューを果たす


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