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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2021.08.15 12:36
更新日: 2021.08.15 13:38

トヨタチーム内で表彰台を巡る戦いが継続中。エバンスが僅差の3番手で最終日へ/WRC第8戦

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ラリー/WRC | トヨタチーム内で表彰台を巡る戦いが継続中。エバンスが僅差の3番手で最終日へ/WRC第8戦

 WRC世界ラリー選手権第8戦ベルギー競技2日目、デイ2のSS9~16が8月14日に行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTはエルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)が表彰台圏内の総合3番手につけた。チームメイトのカッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)とセバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)が僅差の総合4番手、同5番手に続いている。

 イープル・ラリー・ベルギーの競技2日目は、サービスパークの南側エリアを中心に設定された4本のターマック(舗装路)ステージを、日中のサービスを挟んで各2回走行するスケジュールで争われた。
 
 前日に総合3番手をかけて僅差の戦いを繰り広げたロバンペラ、エバンス、オジエの3名は、終日好天に恵まれドライコンディションが保たれたラリーでそれぞれ順位アップを果たした。
 
 なかでもオープニングのSS9で2番手タイムを記録したエバンスは、ライバルがパンクによって遅れたこともあり早々に総合3番手に浮上。SS11ではベストタイムを刻むなど安定して速いペースを披露し、表彰台圏内のポジションを維持した。
 
 一方、そんなエバンスを僅差で追うロバンペラと、午後のSS13とSS15でベストタイムを記録したオジエが激しいチーム内バトルを展開。SS15ではWRC7冠王者オジエが総合4番手となるが、デイ2の最終ステージとなったSS16では20歳ロバンペラが再逆転を果たしている。

 総合3番手につけたエバンスと、SS16で2番手タイムを記録した総合4番手ロバンペラのギャップは3.3秒。エバンスからオジエまでのタイム差は4.3秒と、チームメイト同士による表彰台を巡る戦いは最終日に持ち越されることとなった。

 TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムに参加し、トヨタ・ヤリスWRCで最高峰クラスに参戦している勝田貴元は総合6番手につけていたが、この日2本目のステージとなったSS10でコースオフ。マシンの前後に大きなダメージを負う激しいクラッシュを喫したものの、勝田とコドライバーのキートン・ウイリアムズに怪我はなかった。

「今朝に関しては昨日よりも少し良くなり、すべてが問題なく機能していましたが、その後は少し浮き沈みがあった」と語るのは、トヨタ勢最上位の3番手につけたエバンス。

「それでも、全体的には昨日より少し前進することができた。明日はきっと接戦になると思うが、全力を尽くして戦うことを楽しみにしているよ」

セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC) 2021年WRC第8戦ベルギー
セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC) 2021年WRC第8戦ベルギー

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