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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2022.07.16 07:20
更新日: 2022.07.16 10:04

WRCチーム代表がトラックレースを楽しむ。パッドン、コロナ陽性で無念の撤退etc.【SNSまとめ】

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ラリー/WRC | WRCチーム代表がトラックレースを楽しむ。パッドン、コロナ陽性で無念の撤退etc.【SNSまとめ】

 7月14日(木)に、東欧エストニアのタルトゥで開幕したWRC世界ラリー選手権第7戦『ラリー・エストニア』。2022年シーズンのちょうど折り返しにあたる同ラウンドで選手たちやチーム、シリーズ関係者からSNSに投稿された話題を紹介する。

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■ラリー前のアクティビティ

 エストニアでの超高速グラベル(未舗装路)ラリーに臨むドライバーたちが、イベントを前にエストニアでさまざまスポーツやアクティビティに挑戦した。ティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)やエサペッカ・ラッピ(トヨタGRヤリス・ラリー1)らがAHHAAサイエンスセンターでラジコンカーを使ったゲームを楽しんだ一方、ピエール-ルイ・ルーベ(フォード・プーマ・ラリー1)はエストニアのトップ女子テニスプレイヤーであるアネット・コンタベイトとの“ラリー”を披露。

 また、オリバー・ソルベルグ(ヒョンデi20 Nラリー1)とアドリアン・フルモー(フォード・プーマ・ラリー1)、カッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)は同国のトッププロである、ケイティ・タッテとアルベルト・タムに習いディスクゴルフを体験した。

TOYOTA GAZOO Racing WRTのエルフィン・エバンス(左)とエサペッカ・ラッピ(右)
TOYOTA GAZOO Racing WRTのエルフィン・エバンス(左)とエサペッカ・ラッピ(右)

■チーム代表たちはトラックレースを楽しむ

 エストニアでの競技前には、もうひとつのイベントが行われていた。それがチーム代表が一堂に会して実施された、トラックレースのエキシビションだ。TOYOTA GAZOO Racing WRTのヤリ-マティ・ラトバラ代表は「みてのとおり、楽しかった!」とコメント。一方、Mスポーツ・フォードWRTのトミー・ミルナー代表はまさかのロール。「なにかヒントはない?」とWRC通算18勝のライバルチームのボスに助言を求めた。

 結局、ミルナーはラトバラの3秒落ちのタイムでフィニッシュした。この結果に対してチームからは「ブラボー」との評価。ミルナーをそれを引用リツイートするかたちで、「それはもう、最高に楽しいとしか言いようがない」と綴っている。

WRCチーム代表らによるトラックレース・エキシビションの様子
WRCチーム代表らによるトラックレース・エキシビションの様子
ヒョンデ・シェル・モビスWRTのジュリアン・モンセ副代表 2022年WRC第7戦ラリー・エストニア
ヒョンデ・シェル・モビスWRTのジュリアン・モンセ副代表 2022年WRC第7戦ラリー・エストニア

■Mスポーツのラリー2カーがバージョンアップ

 Mスポーツはこのエストニアで『フォード・フィエスタ・ラリー2』のアップグレード・パッケージをデビューさせた。フォード・パフォーマンスとの12カ月にわたる検証と開発によって生み出された新型は、新しくなったリヤウイングやエアロダイナミクス・ミラーを採用しているほか、リヤサスペンション・ジオメトリ、ソフトウェアがアップデートされているという。

アップデートされたフォード・フィエスタ・ラリー2
アップデートされたフォード・フィエスタ・ラリー2 2022年WRC第7戦ラリー・エストニア

■落雷で道路が寸断……

 TGR WRCチャレンジプログラムの2期生である大竹直生、小暮ひかる、山本雄紀の3名はラリー・エストニアには出場しないものの、レッキトレーニングのためエストニアにやってきている。彼らにとってはすべてが勉強。シェイクダウンでもトップドライバーたちの走りから技を吸収しようとする心意気を感じる。

 なお、現地では落雷による倒木に遭ったとの報告も。直撃せずに何よりだ。

■パッドン、WRC復帰戦は半日で終了

 WRC優勝経験者であるヘイデン・パッドンにとって、今大会はひさびさのWRC復帰戦だった。最高峰クラスではないが、“キウイカラー”のヒョンデi20 Nラリー2でWRC2にエントリーしていたのだ。しかし、本格的なグラベルラリーが始まった15日(金)の昼に新型コロナウイルス検査での陽性が確認され、競技からの撤退を余儀なくされることになった。
 
 パッドンによると、14日の夜から体調が悪く、その時点でCOVIDテストを行なったが結果は陰性だったいう。体調不調は翌日も続きドライビングに集中できないことから日中のサービスでふたたびテストを行なったところ、陽性の結果が示された。彼は自身のFacebookを更新し、次のようにコメントしている。

「残念というのは控えめな表現だが、選択の余地はない」

「信じられないほどタイミングが悪いこの状況を理解してくれたヒョンデNZに心から感謝している。今後は体調を万全に整え、ラリー・フィンランドを盛り上げることに専念する。皆に申し訳ない」


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