ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2022.07.26 11:30
更新日: 2022.07.25 20:26

【動画】ヘリからラリーを見てみよう。0.1秒差で勝負が決したWRC若手ドライバー対決


 7月14日から17日かけて、東欧のエストニアで開催された2022年シーズン第7戦『ラリー・エストニア』の関連動画が、WRC世界ラリー選手権の公式YouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/user/wrc)で公開されている。ここでは、その中からふたつの動画を紹介する。

 ひとつめはラリー中継の国際映像でも頻繁に登場する、ヘリコプターによる空撮映像だ。常設サーキットや特設コースとは異なり、全長が10数kmから20kmを超えるラリーのSS(スペシャルステージ)ではコース脇のカメラでマシンを追い切るのは不可能。そこで活躍するのが空撮用のヘリコプターだ。

 公開されている動画では、エストニアのSSは森の中をハイスピードで走行していくステージが特徴だが、そこを“フラットアウト”で駆け抜けていくラリーカーを完全に捕捉し、追随する様子を確認することができる。

■TV Helicopter chasing WRC Rally Cars : WRC Rally Estonia 2022

 ふたつめの動画は2台のマシンのオンボード映像を並べたもの。デイ3最後のステージとなったSS18で記録されたもので、画面左がアドリアン・フルモーのフォード・プーマ・ラリー1、右がオリバー・ソルベルグがドライブするヒョンデi20 Nラリー1だ。

 ともに若手WRCドライバーとして将来が期待されているふたりは、全長1.66kmのショートステージ“タルトゥ2”で1番手と2番手タイムを記録。その差はわずか0.1秒、ここではフルモーに軍配が上がり通算3度目のステージ優勝をマークした。一方、敗れたソルベルグは、惜しくも自身初のステージウインを逃している。

■Who Wins by only 0.1 Seconds? : Fourmaux Vs Solberg at WRC Rally Estonia 2022

アドリアン・フルモー(フォード・プーマ・ラリー1) 2022年WRC第7戦ラリー・エストニア
アドリアン・フルモー(フォード・プーマ・ラリー1) 2022年WRC第7戦ラリー・エストニア


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