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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2017.06.08 19:27
更新日: 2017.06.08 19:28

ル・マンのダブルポイント廃止を望むデビッドソン「優勝の栄誉と名声だけで十分」

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ル・マン/WEC | ル・マンのダブルポイント廃止を望むデビッドソン「優勝の栄誉と名声だけで十分」

 トヨタのLMP1ドライバーであるアンソニー・デビッドソンは、WEC世界耐久選手権において、ル・マン24時間レースのみ通常の2倍のポイントを獲得できる現在のポイントシステムを廃止することを望んでいる。

 ル・マンで優勝したドライバーには、イギリスや日本、バーレーンなどで行われる6時間耐久のシリーズ戦ウイナーに付与される25ポイントの倍、50ポイントが与えられる。

 2012年のシリーズ開始以来、この2倍ポイント制はシリーズタイトルの命運を大きく左右してきた。

 2013年シーズン、アウディ1号車をドライブしていたアンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエ/マルセル・ファスラーは、もしル・マン24時間で通常のポイント制が適用されていれば、僚友の2号車アウディを駆るアラン・マクニッシュ/トム・クリステンセン/ロイック・デュバルに交わされることなく、ワールドチャンピオンに輝いていた。

 また2016年は、ル・マンで優勝したポルシェ2号車のロマン・デュマ/マルク・リエブ/ニール・ジャニがシリーズチャンピオンを獲得したが、彼らはル・マン以後のレースで一度も表彰台に立っていない。

 その一方、僚友だった1号車ポルシェに乗るブレンドン・ハートレー/マーク・ウエーバー/ティモ・ベルンハルトは、ル・マンのダブルポイント制がなければ、タイトル争いに絡むことができたとみられている。

2016年、ル・マン優勝とWECのシリーズタイトルを獲得したM.リーブ、N.ジャニ、R.デュマ
2016年、ル・マン優勝とWECのシリーズタイトルを獲得したM.リーブ、N.ジャニ、R.デュマ

「ダブルポイント制は気に入らないし、ル・マンがダブルポイント制を採用しているのも嫌だ」と2014年にル・マンで優勝を逃しながらも、シリーズタイトルを獲得したデビッドソンは語った。

「ル・マンで優勝したという栄誉と名声だけで十分じゃないかな」

「それに、ひとつのレースがそれ以外のすべてのレースよりも重要だという考えが好きじゃないね。僕たちはどのレースでも全力を尽くしているんだ」

「もし僕がルールを変えられるのなら、ダブルポイント制は廃止にするね」

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この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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