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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2018.05.18 11:48
更新日: 2018.05.25 13:49

2018年ル・マン24時間エントリーリスト発表。合計60台、180名が名を連ねる

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ル・マン/WEC | 2018年ル・マン24時間エントリーリスト発表。合計60台、180名が名を連ねる

 5月17日、ACOフランス西部自動車クラブは6月16~17日に開催される第86回ル・マン24時間レースのエントリーリストを発表した。2月に発表された暫定版リストでは各車1名の登録ドライバーのみが記されていたが、最新版ではリザーブチームを含め1台につき3名、合計185名のドライバーが名を連ねている。

 中嶋一貴、小林可夢偉、フェルナンド・アロンソらを擁し、ル・マンの前哨戦として位置づけられるスパ・フランコルシャン6時間レースでワン・ツー・フィニッシュを飾ったTOYOTA GAZOO Racingをはじめとする最高峰のLMP1クラスは、WEC世界耐久選手権のフルシーズンエントリーと同様に合計10台がエントリー。

 いずれのチーム、マシンにも変更はないが、ドライバーラインアップではCEFC TRSMレーシングの5号車ジネッタG60-LT-P1・メカクロームの第2ドライバーがデイン・ストーンマンからミハエル・シンプソンに置き換えられた。

 また、既報のとおりロシアのSMPレーシングが走らせる11号車BRエンジニアリングBR1・AERには、ビタリー・ペトロフ、ミカエル・アレシン組に元F1王者で今季はスーパーGT500に参戦しているジェンソン・バトンが加わる。

SMPレーシングでの初走行を行ったジェンソン・バトン
SMPレーシングでの初走行を行ったジェンソン・バトン

 4クラスの中で最大エントリー数を集めたLMP2クラスもリザーブ枠のハイクラス・レーシングを除く20台すべてのドライバーラインアップが確定。1名以上のジェントルマンドライバーの起用が義務付けられる同クラスだが、“助っ人”として参戦するドライバーの中には、ファン・パブロ・モントーヤ、フェリペ・ナッセ、ジャン-エリック・ベルニュ、パストール・マルドナドといった元F1ドライバーが名を連ねるほか、ハリソン・ニューウェイといった将来のF1参戦を目指す若手ドライバーもエントリーしている。

 暫定エントリーからドライバーの変更があったのは、ジャッキー・チェン・DCレーシングの34号車リジェJS P217・ギブソンで、登録ドライバーのジャック・ニコレがラインアップから外れ、リッキー・テイラー、ケイム・レドガー、デイビット・ハイネマイヤー-ハンソンというトリオが組まれた。また、44号車リジェを走らせるユーラシア・モータースポーツも登録ドライバーのマルコ・アスマーがエントリーから外れている。

 フェラーリ、コルベット、フォード、ポルシェ、BMW、アストンマーチンの欧米自動車メーカー6社が激突するLM-GTEプロクラスでは、事前のアナウンスから不変の様相。

 WECにフル参戦する5社10台に加えて、フェラーリ・セミワークスのAFコルセが488 GTE Evoを1台を追加するほか、北米のIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップに参戦しているコルベット・レーシングがコルベットC7.Rを2台、さらにポルシェとフォードが2台ずつ追加エントリーしたことで、同クラスのエントリー台数は過去最大の17台を数えている。

 ル・マン初参戦となる石川資章、挑戦3年目を迎える澤圭太が参戦するLM-GTEアマクラスでは、WEC組の9台に加えてミシュラン・ロード・トゥ・ルマンカップ、ELMS、IMSAから合計4台の招待チームが加わり、合計13台で争われこととなった。

ル・マン初優勝を目指すトヨタは、前哨戦のスパ6時間でワン・ツー・フィニッシュを飾っている。
ル・マン初優勝を目指すトヨタは、前哨戦のスパ6時間でワン・ツー・フィニッシュを飾っている。


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