福住仁嶺、大湯都史樹がトヨタ陣営に。今季FIA F2王者も参加のスーパーフォーミュラ鈴鹿合同テスト、総勢32人がエントリー

　12月4日、全日本スーパーフォーミュラ選手権を運営するJRP日本レースプロモーションは、12月6〜8日に三重県の鈴鹿サーキットで行われる合同／ルーキーテストのエントリーリストを発表した。その中で今季FIA F2チャンピオンドライバーの参加、そして昨年までホンダ／HRC陣営から参戦した若手有望ドライバーがトヨタ／TGR陣営から参加することが明らかにされた。

　すでにTEAM MUGENが2024年シーズンのラインアップを発表したほか、TGM Grand Prix、B-Max Racing Teamが合同テスト／ルーキーテストの参加ドライバーを明らかにしているなか、12月4日に全チームの参加ドライバーの名前がJRPより発表された。

　まずはホンダ／M-TECエンジン勢、今季チームタイトルを獲得したTEAM MUGENは野尻智紀と岩佐歩夢という来季のレギュラーコンビで参加。そしてTGM Grand Prix はJuju（野田樹潤）、松下信治、ラスムス・リンドの3名。そしてB-Max Racing Teamは木村偉織、小出峻、ノーラン・シーゲルの3名がステアリングを握る。

　DOCOMO TEAM DANDELION RACINGは牧野任祐、太田格之進という2023年のレギュラードライバーで参加。ThreeBond Racingは2022年シーズンにTEAM GOHからエントリーした三宅淳詞がステアリングを握る。

　そしてTCS NAKAJIMA RACINGは大津弘樹、イゴール・オオムラ・フラガ、佐藤蓮、大草りきの4名で合同テスト／ルーキーテストに参加する。

　トヨタ／TRDエンジン勢ではKONDO RACINGが山下健太、小高一斗の2023年レギュラーコンビに、高星明誠、名取鉄平を加えた4名で参加。Kids com Team KCMGは小林可夢偉に加え、今季までTEAM IMPULに所属していた関口雄飛、そしてThreeBond Racingから参戦した福住仁嶺がステアリングを握ることに。一方、今季までKCMGの18号車で参加していた国本雄資は今回、ITOCHU ENEX TEAM IMPULから参戦することになった。

　docomo business ROOKIEからは大嶋和也が参加。そして平川亮が抜けたITOCHU ENEX TEAM IMPULからは2023年のFIA F2王者のテオ・プルシェール、WEC世界耐久選手権に参戦したオリバー・ラスムッセン、そしてKids com Team KCMGからの国本雄資の3名が参加する。

　今年のチャンピオン、宮田莉朋がFIA F2に参戦することになったVANTELIN TEAM TOM’Sでは笹原右京、ベン・バーニコート、坪井翔、デビッド・ビダーレスの4名がエントリー。そしてP. MU/CERUMO・INGINGは、大湯都史樹と阪口晴南という布陣で合同テスト／ルーキーテストに参加することが明らかにされた。

　FIA F2王者プルシェールの参加、福住、大湯という、2023年シーズンをホンダ陣営で戦ったドライバーが、今回のテストはトヨタ陣営から参加することもあり、12月6〜8日に開催される合同／ルーキーテストは大きな注目を集めることになることは間違いない。

全日本スーパーフォーミュラ選手権
鈴鹿合同テスト／ルーキーテスト　エントリーリスト（12/4時点）