トヨタ自動車は2月8日、2018年のモータースポーツ活動について発表し、このなかで全日本スーパーフォーミュラ選手権の参戦ドライバーについて発表した。
ここ2年間はP.MU/CERUMO・INGINGからチャンピオンが誕生しており、2014年から連続で王者を輩出しているトヨタ陣営。2018年に向けては1名のルーキードライバー、2名の復帰ドライバーが参戦することになった。
まずP.MU/CERUMO・INGINGは、チャンピオンの石浦がゼッケン1をつけ、国本が2に。KONDO RACINGはニック・キャシディと山下健太というコンビに変更はない。また、2017年からKCMGに加わった小林可夢偉も同チームで2年目のシーズンを送ることになったが、KCMGには新たにタイトルスポンサーとして、電機ブランドのパイオニアが展開する車載用AV機器ブランド『carrozzeria(カロッツェリア)』がついた。
一方、ドライバーラインアップが変更されたのはSUNOCO TEAM LEMANS、TEAM IMPUL、そしてVANTELIN TEAM TOM’Sの3チームだ。このうちSUNOCO TEAM LEMANSは、大嶋和也のパートナーをTBDとしてアナウンスしているが、17年12月のテストにも姿をみせたFIA F2ランキング3位のイギリス人ドライバー、オリバー・ローランドが加わるとの見方が強い。
TEAM IMPULに関口雄飛とともに参戦することになったのは、2017年のスーパーGT500クラスでチャンピオンを獲得した平川亮だ。平川は2013~15年以来のスーパーフォーミュラ参戦となる。
また、VANTELIN TEAM TOM’Sには、アンドレ・ロッテラーに代わってジェームス・ロシターが加わることになった。ロシターにとっては、2016年以来の復帰となる。また、中嶋一貴はチームに残るが、新たにゼッケン36が一貴、ロシターが37に変更された。
■2018全日本スーパーフォーミュラ選手権 トヨタ ドライバーラインアップ(2月8日時点)
No. | Driver | TEAM | Nat. |
---|---|---|---|
1 | 石浦宏明 | P.MU/CERUMO・INGING | JPN |
2 | 国本雄資 | P.MU/CERUMO・INGING | JPN |
3 | ニック・キャシディ | KONDO RACING | NZL |
4 | 山下健太 | KONDO RACING | JPN |
7 | TBD | SUNOCO TEAM LEMANS | — |
8 | 大嶋和也 | SUNOCO TEAM LEMANS | JPN |
18 | 小林可夢偉 | carrozzeria Team KCMG | JPN |
19 | 関口雄飛 | TEAM IMPUL | JPN |
20 | 平川亮 | TEAM IMPUL | JPN |
36 | 中嶋一貴 | VANTELIN TEAM TOM’S | JPN |
37 | ジェームス・ロシター | VANTELIN TEAM TOM’S | GBR |