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投稿日: 2016.09.11 19:26
更新日: 2016.09.11 19:32

冷却ファン外し忘れで3グリッド降格……バンドーン7位入賞も「今日は最悪な1日だった」

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スーパーフォーミュラ | 冷却ファン外し忘れで3グリッド降格……バンドーン7位入賞も「今日は最悪な1日だった」

 スーパーフォーミュラ第5戦岡山のレース2。前日にシリーズ初優勝を果たしたDOCOMO TEAM DANDELION RACINGのストフェル・バンドーンだったが、一転して今日は「最悪な1日」となってしまった。

 朝の予選では3番手を獲得したバンドーン。展開次第では前日に続いての2連勝も狙える位置だったのだが、その後に状況が一変。彼に3グリッド降格ペナルティが言い渡されたのだ。

 実は予選Q2でSUNOCO TeamLeMansの小林可夢偉がコースオフし赤旗中断。セッション再開前にガレージを離れた際に、チームがフロントブレーキの冷却ファンを外し忘れてしまい、バンドーンはそのままピットレーンへ。すぐにメカニックが気づいてピット出口がグリーンシグナルになる前にファンは外されたが、スーパーフォーミュラ統一規則の第21条12.(ピットを離れる際に、安全が確認できた時にのみ車両をピットアウトさせることは、競技参加者の責任で行うこと)に違反しているとして3グリッド降格のペナルティが通達された。

左右フロントブレーキダクトに冷却ファンを装着したままピットロードのファストレーンに入ってしまったバンドーン。
左右フロントブレーキダクトに冷却ファンを装着したままピットロードのファストレーンに入ってしまったバンドーン。

 岡山国際サーキットはオーバーテイクポイントが少なく、さらに今回はレース距離も通常より短い。予選ポジションとスタートが重要なのはバンドーンも百も承知だっただけに、グリッド降格が決定後のバンドーンは明らかに厳しく、ナーバスな表情をみせていた。

 レース2決勝では6番手から抜群のスタートを決め4番手に浮上。前半は1分18〜19秒台のペースで安定したラップを刻み、19周目のピットストップを行った。

 1周目にアンダーカットを狙ってピットインしたメンバーは1分17秒台に入る好ペースで周回していたため、バンドーンのピットアウトでは何台かの先行を許してしまう。後半は我慢のレース展開となり最終的に7位でフィニッシュ。ポイントは獲得できたが、前日の快進撃と比べると不満の残る結果になってしまった。

 レース後は開口一番「今日は最悪な1日だったよ」と険しい表情のまま話しはじめるバンドーン。レース2の朝の一件からレースまでを振り返った。


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