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投稿日: 2021.10.17 21:45
更新日: 2021.10.17 21:46

ルーキー初優勝の大津弘樹「自分の持っている力を発揮することしか考えていなかった」【第6戦もてぎ決勝トップ3会見】

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スーパーフォーミュラ | ルーキー初優勝の大津弘樹「自分の持っている力を発揮することしか考えていなかった」【第6戦もてぎ決勝トップ3会見】

 10月17日にツインリンクもてぎで開催された2021年全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦。決勝レースをポール・トゥ・ウインで制し、ルーキーイヤーで初優勝を飾った大津弘樹(Red Bull MUGEN Team Goh)と、2位の阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)、3位の牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)という若手3名に加え、TEAM MUGENの田中洋克監督が決勝後の会見でレースを振り返った。

大津弘樹(Red Bull MUGEN Team Goh)
決勝:優勝

「本当にうれしいの一言に尽きます。昨日の予選では、たまたま僕だけがスリックタイヤを履いている状況でポールポジションを獲得して、言ってしまえばラッキーな部分もありましたが、今日の決勝ではしっかりと戦い抜いて優勝を獲得できたので、本当に最高の一日になりました」

「正直、日曜フリー走行とウォームアップ走行のペースがかなり悪く『もうどうしよう』と悩んでいて、スターティンググリッド上でセットアップを大幅に変更してスタートに臨みましたが、(路面が)明らかに乾いていくペースだったので、まずは前半でタイヤを使いすぎないよう、ドライアップするまではしっかりとタイヤを持たせようということをチームと話し合ってスタートしました」

「レースでは、スリックタイヤに交換するタイミングもすごく良かったです。山本(尚貴/TCS NAKAJIMA RACING)選手にウエットタイヤで追いかけられているときにたまたまセーフティカーが出てピットインすることができ、そのタイミングでスリックに交換しました」

「そのときは、まだウエットパッチが多いなかで、セーフティカー開けもかなりスリッピーな路面状況でした。なので飛び出さないように慎重に走らないといけないのですが、それでも後ろからどんどんと迫られてくるので、本当にプッシュしながらもセーブして、いろいろな神経を使いながらレースを戦っていました」

「プレッシャーは正直あまり感じていなくて『周りの目を見てトップを決めてやる』という気持ちではなく、自分の持っている力を、決勝のコンディションで発揮することしか考えていなかったので、いつもどおりの気持ちでレースに臨めたのも、落ち着いていろいろなことを対処できた要因だったと思います」

2021スーパーフォーミュラ第6戦もてぎ 大津弘樹(Red Bull MUGEN Team Goh)
2021スーパーフォーミュラ第6戦もてぎ 大津弘樹(Red Bull MUGEN Team Goh)

TEAM MUGEN 田中洋克監督

「今日のレースでは、大津選手が冷静に戦えるかなと本当に心配でした。ですが、本当によく耐えてくれたといいますか、ミスなく走りきってくれたなと思います。実力で今日は勝ったと思うので、本当に今日はおめでとうと言いたいです」

「(野尻智紀との同時ピットインについて)コースアウトしたマシンがいてセーフティカーが出るだろうというときには、もう2台いっぺんに入るとあらかじめ決めていましたので、そこは作戦どおりでした」

「(チャンピオンを獲得した野尻に対して)チームとしては過去に山本(尚貴)選手でチャンピオンを2度獲っていますが、違うドライバーでもチャンピオンを獲るということが大きな目標でもありました。野尻選手は間違いなくチャンピオンを獲ることができる選手です。その3年目で、ようやくこういった結果が出たことに対して本当にうれしく思いますし、野尻選手は凄いなと思います」

「次戦は最終戦ですが、最終戦というのは来年に繋がるレースでもあるので、当然来シーズンに向けて気を抜かず、15号車の大津選手、16号車の野尻選手、どちらが勝ってもいいような体制で挑みたいと思っています」

2021スーパーフォーミュラ第6戦もてぎ 田中洋克監督(TEAM MUGEN)
2021スーパーフォーミュラ第6戦もてぎ 田中洋克監督(TEAM MUGEN)

■先に大津に初優勝を奪われ悔しさを見せる阪口と牧野


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