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スーパーGT ニュース

投稿日: 2019.09.12 17:30
更新日: 2019.09.12 17:34

31号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 2019スーパーGT第6戦オートポリス レースレポート

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スーパーGT | 31号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 2019スーパーGT第6戦オートポリス レースレポート

2019 AUTOBACS SUPER GT
ROUND.6 オートポリス
開催地:オートポリス(大分県)/4.674km

9月7日(予選)
天候:曇り コースコンディション:ドライ 観客数:1万10人

9月8日(決勝)
天候:曇り一時雨 コースコンディション:ドライ&ウエット 観客数:1万7300人

ようやく光が見えてきた! 気まぐれな天候に翻弄されるも14位で完走果たす!

 スーパーGTは、いよいよ終盤戦に突入し、シリーズ第6戦が『AUTOPOLIS GT 300km RACE』としてオートポリスで開催された。今年もaprは引き続き2台体制で挑むが、マシンをTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV(ZVW52)にスイッチ。駆動方式をミッドシップからFRに改め、さらにハイブリッドシステムはそのままに、5.4リットルのV8エンジン、2UR-Gを新たに搭載する、#31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTを嵯峨宏紀選手と中山友貴選手を託している。

 前回の富士では予選26番手から決勝で着実に追い上げていたが、何よりセーフティカー(SC)に行手を阻まれ、暫定トップの車両とは周回遅れとなってしまったのは最大の誤算だった。どうにも今年はSCとの相性が悪く、すでに3戦連続である……。

 それでも諦めずに走り続けた結果、18位での完走を果たすことができた。また、進化するための方向性も確実に見えたこともあり、リザルト以上に実りある一戦だったとも言える。

 今回の舞台、オートポリスはアップダウンに富むテクニカルコースとして知られ、ウエイト感度は非常に高いと言われている。そこにきてシリーズは6戦目と、獲得したポイントの2倍ウエイトを積む最後のレースとあって、ランキング上位陣は特に苦戦を強いられること必至。幸か不幸か、ノーハンデで挑めるメリットは決して小さくはないはずだ。

公式練習
9月7日(土)8:50~10:25

 ふたつの台風接近の影響が大いに心配されたレースウイークではあったが、九州地方を東西に逸れることとなり、直接の影響は受けずに済んだ。とはいえ、オートポリスは山の上のサーキットとあって、天候が目まぐるしく変化する。そのことを承知の上で、走行を開始することとなった。

 公式練習スタート時の気温は24度、路面温度は26度で9月なりのコンディションといったところか。上空には白い雲が浮かんでいるが、当面は雨の心配はなさそうだ。

 今回は再び嵯峨選手からの走行開始となった。さて、今回からリストリクター径が改められ、#31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTはφ34.50mm×2からφ30.56mm×2となった。直径は、かなり小さくなっているものの、JAF規則のリストリクターを装着のことから形状に自由度があり効率向上に期待が高まる。

aprが2019年シーズン、GT300クラスに投入しているTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT
aprが2019年シーズン、GT300クラスに投入しているTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT

 序盤のうちに速さの確認を行い、まずは1分47秒050をマークした嵯峨選手。その後は決勝に向けたセットアップとタイヤチョイスが行われた。今回はピットに戻るたびビッグチェンジと称する、大がかりなセット変更を繰り返していたこともあり、多くの周回を重ねることができなかった。実際、公式練習では嵯峨選手だけの走行ともなっていたほど。

 続くサーキットサファリから中山選手が走り始め、バスとの混走状態では1分50秒242を記すに留まったものの、ビッグチェンジによってドライバーもチームも今までにない好感触を得ることとなった。

公式予選Q1
9月7日(土)14:30~14:45

 今回も嵯峨選手がQ1を担当。上空には雲も広がっていることもあったが気温は26度、路面温度は35度と、「もう9月」といった印象を十分に感じさせた。程よいコンディションではあったが、是が非でもQ1突破のために選んだブリヂストンタイヤはソフト。その特性を最大に引き出すため、今回もまた入念にウォームアップを行ない嵯峨選手はアタックを開始する。

 計測3周目からのアタックで1分46秒502を記録した嵯峨選手は、その後の1周をクールダウンに充てるも、再度のアタックではもうソフトタイヤのピークを超えていることが明らかに。そのため、チャッカーを待たずにピットに戻ることとなった。

 結果は21番手で、Q1突破は果たせなかった。とはいえ、ボーダーラインから遅れること、わずかにコンマ4秒はマシンの着実な進化を物語るものであった。その結果、#31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTは決勝に11列目から臨むことに。

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