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スーパーGT ニュース

投稿日: 2019.09.12 17:30
更新日: 2019.09.12 17:34

31号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 2019スーパーGT第6戦オートポリス レースレポート

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スーパーGT | 31号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 2019スーパーGT第6戦オートポリス レースレポート

 47周目にバトルが再開されると、柔らかめのウエットタイヤを装着していた中山選手はセクター3でGT500車両をも抜くほどの勢いを見せ、12番手へとポジションアップ。49周目には9番手にまで躍り出る。このまま上位まで届くと誰もが信じていた。

 だが、無情にも雨は止み予想以上に路面はどんどん乾き始めたのは誤算だった。上位のペナルティもあって、いったんは8番手まで上がるも、それ以降はドライ路面にソフトウエットタイヤではペースを上げられず。

 残念ながら、ラスト4周で次々と抜かれてしまい、最終的には14位でのゴールとなった。もう少し長く雨が降り続いていてくれれば……と思う一方で、そう思えるだけのレースだったのは紛れもない事実。ラスト2戦の大躍進に期待せずにはいられない。

■コメント

嵯峨宏紀選手

「ウォームアップの昨日から悩んでいたことに対し、『ここかも』という部分を変えたのが正解だったようで、良い感じで走れるようになりました。それでもGT3のストレートが速かったので抜くには至らず厳しかったです」

「雨が強く降るまで引っ張ろうという作戦を採り、ウエットタイヤに換えた判断までは間違っていなかったんですが、最後に思ったより乾いてしまって、万事休すという感じでした。運も足りませんでしたね」

「ただ、クルマを進化させていくという部分では、過去にないぐらい手応えを感じてレースができたし、いつもはどんどん離されていく展開だったのが、前さえいなければうちの方が速いかもと思えるマシンを作れたので、2週間後のSUGOでは走り出しから良い状態を作れるように準備したいと思っています」

中山友貴選手

「非常に読めない天候のなか、チームが一生懸命その状況を判断してくれたのですが、結果的に路面が完全に乾いてしまったので、かなりしんどい状況になってしまいました」

「ただ、チームがやってくれたことや、自分が任された仕事の中では、しっかり役割を果たせたと思うし、全員が力を出しきれたレースなので、そこは今までよりも改善し非常に良かったと思います」

「ポイントが取れそうで取れなかったのは悔しいですけど、クルマに対して進化を感じる部分がたくさんあって、それは残りの2戦に向けて、予選、レースペースともによくできる方向で手応えも得られたので、少しでも多くポイントを取って終わりたいです!」

毎ラウンド、ファンを楽しませている嵯峨宏紀の仮装。今回は……くまモン風!?
毎ラウンド、ファンを楽しませている嵯峨宏紀の仮装。今回は……くまモン風!?

金曽裕人監督

「今回も結果が出ず、応援下さっている皆さま、申し訳ございません。そのなかでも、オートポリス戦は今年のベストレースでした。マシンセットも今回が一番芯を食ったような気がします」

「やっとウチらしい雰囲気になりました。他車とタイヤコンディションはイコールでは無いのですが、ウォームアップでトップタイムが出たことで、シャシパフォーマンスは一気にランクアップしたと思っています」

「賛否ございますが、第2スティントのタイヤ選択は、結果論と判断しております。もし、あのまま雨量が増えれば、ブリヂストンのソフトウエットタイヤを履いていたので、その驚異的な性能から、きっと我々のひとり勝ちだったでしょう」

「天候にはだいぶ翻弄されてしまいました。まだまだ課題は沢山ありますが、内容は濃かったです。リスタート後に500のクルマを抜けるほど、クルマのバランスが取れたので、『残りの2戦で勝負!』ご期待ください」


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