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スーパーGT ニュース

投稿日: 2022.04.21 16:03
更新日: 2022.05.02 10:56

Team LeMans、第2戦富士からの体制変更について報告「大幅な予算の見直しと体制変更が必要」

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スーパーGT | Team LeMans、第2戦富士からの体制変更について報告「大幅な予算の見直しと体制変更が必要」

 4月21日、スーパーGT第1戦岡山まで『MOTOYAMA Racing with Team LeMans』としてエントリーしていたTeam LeMansは、第2戦富士に向けて参戦体制の変更を行い、『Team LeMans』としてエントリーすると発表した。第2戦のエントリーについては第1戦まで参戦していた本山哲の名がなくなり、片山義章のパートナーにロベルト・メリと川端伸太朗が起用されている。

 4月16〜17日に岡山国際サーキットで開幕した2022年のスーパーGT。GT300クラスは非常にレベルが高いレースが展開されるなかで、本山哲/片山義章組Team LeMans Audi R8 LMSは混戦を勝ち抜き5位でフィニッシュ。2021年からの体制のなかでの初ポイントを獲得した。

 しかし、4月19日に発表された第2戦のエントリーでは、今季より本山を中心として『MOTOYAMA Racing with Team LeMans』という名にしたはずのチーム名が『Team LeMans』に、さらに本山のエントリーが外れ、片山のチームメイトには元F1ドライバーのロベルト・メリと川端伸太朗の名が記された。

 この変更については4月20日付けで本山からリリースが出され、「チーム側からの契約解除によって急遽スーパーGT第2戦を欠場」することになったとした。一方、Team LeMans側からは4月21日にプレスリリースが出され、この件について説明された。

 Team LeMansはこの件について「『MOTOYAMA Racing with Team LeMans』として2022年スーパーGT GT300クラスにアウディR8 LMSでエントリーし岡山戦に参戦しましたが、第2戦以降の参戦継続に向けて、大幅な予算の見直しと体制変更が必要と判断いたしました」と説明した。

 その結果「誠に遺憾ではありますが、チームのナンバーワンドライバーであった本山哲選手との契約を解除する結論に至りました」と本山との契約解除に至ったとしている。

 チームルマンの太田雅文代表は「昨年『Team LeMans with MOTOYAMA Racing』としてチームを立ち上げ、レーシングドライバーとしての偉大な実績と経験をもとに、ドライバーとして、チームの戦力アップにご尽力していただいた本山哲選手には心より感謝の意を表するとともに、これからも同じレース業界を盛りあげていく盟友として、一緒に業界全体の発展のために力を合わせて前へ進んでいきたい所存です」とコメントした。

「今後は2021年に本山選手と培ったチーム力を発揮できるよう、ふたたび原点に立ち戻り、『Team LeMans』としてスーパーGT GT300クラスに参戦いたします。引き続き、皆さまの応援よろしくお願いいたします」

 また本山からは「自分の古巣でもあるTeam LeMansとふたたび仕事を始め、1シーズンと1レース、GT300を戦うことができました。こういう形でチームを去るのは自分を応援してくださっているファンの皆さまやスポンサーの皆さまには不本意かもしれませんが、プロとして現実を受け止め、前へと進んでいくしかありません」というコメントも記された。

「Team LeMansでともに戦ったスタッフ全員に感謝の意を表し、さらなる発展を願うとともに、レーシングドライバー本山哲として新たな道を模索していく所存です」

 この一件についてはTeam LeMans、本山ともに具体的な理由の説明はなされていないが、Team LeMansからは「ファンの皆さまやスポンサーの皆さま及びレース関係者の皆さまには多大なご迷惑をおかけすることとなってしまったことを深くお詫び申し上げます」と記されている。

 いずれにしろ、三度のGT500チャンピオンの突然の離脱は、大きな衝撃となった。

Studie BMW M4のアウグスト・ファーフスに仕掛けるTeam LeMans Audi R8 LMSの片山義章
Studie BMW M4のアウグスト・ファーフスに仕掛けるTeam LeMans Audi R8 LMSの片山義章


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