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国内レース他 ニュース

投稿日: 2022.04.14 14:48
更新日: 2022.04.15 09:32

TEAM MOTOYAMA 2022 TCRジャパンシリーズ第1戦富士 レースレポート

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国内レース他 | TEAM MOTOYAMA 2022 TCRジャパンシリーズ第1戦富士 レースレポート

Team MOTOYAMAプレスリリース

2022年4月12日

本山哲監督率いるTEAM MOTOYAMAが滝川聡選手を起用し、2022年度TCRJシリーズにフル参戦!
デビュー戦を無事完走、ポイント獲得で終える。

各位

 スーパーGTではMOTOYAMA Racing with Team LeMansよりGT300クラスに参戦中の本山哲選手が、自らのチーム「TEAM MOTOYAMA」を新たに立ち上げ、監督としてTCRジャパンシリーズにフル参戦いたします。

 先日富士スピードウェイで開催されたTCRジャパンシリーズ2022年第1戦サタデーシリーズ&サンデーシリーズには、今回がレースデビューとなるジェントルマンドライバーの滝川聡選手を起用し、記念すべきデビュー戦を初完走&初入賞で終えました。

 滝川聡選手はTCRジャパンシリーズや全日本スーパーフォーミュラ選手権の協賛スポンサーである「B.R.Mクロノグラフ」を輸入する日本総代理店、Viron Japan株式会社の会長であり、グループ会社KJホールディングス株式会社の代表取締役社長です。本山哲監督がB.R.Mアンバサダーを務める関係で、今回のジェントルマンドライバー育成プロジェクトがスタートいたしました。

 本格的な自動車レースに参戦した経験がない滝川聡選手に対し、本山哲監督がドライビングコーチを引き受け、1月27日から毎週のようにサーキット秋ヶ瀬やGOLDEX本庄モーターパークでカートでの実戦練習を積み重ね、日夜、本格的なシミュレーターでのコーチングを続けてきました。

 同チームが使用するアウディRS 3 LMSの準備の遅れから、シェイクダウンは3月17日に富士スピードウェイで行なわれ、実戦レースまでにわずか3日間のスポーツ走行を経験しただけで開幕戦を迎えることとなりました。

 金曜日のフリー走行では、デビュー戦への緊張からか、滝川聡選手はいまひとつタイムが伸びず、本山哲監督やエンジニアとデータロガーを検証。土曜日の予選では、金曜日の不安を吹き飛ばすような走りで自己ベストタイムを更新し、サタデーシリーズ、サンデーシリーズともに予選通過。どちらも9番手グリッドからのスタートとなりました。

 土曜日、午後4時30分からの決勝レースには、滝川聡選手を応戦するサポーターが30人以上も富士スピードウェイに集結し、お祭り騒ぎのような大きな盛り上がりのなかでのスタートとなりました。

 デビュー戦は23分+1周のレースフォーマットで実施され、9番手スタートの滝川聡選手は慎重な走りでラップを重ね、決勝は7位完走。見事ポイント獲得で人生初のレースを終えることができました。大きな拍手の中でピットに迎えられた滝川聡選手と本山哲監督ががっちりと固い握手を交わし、デビュー戦の健闘を称えました。

 日曜日のサンデーシリーズ第1戦では、モータースポーツの手痛い洗礼を受けることとなった滝川聡選手。スタートで前を行くマシンを1台パスし、そのポジションをキープしようとハイペースで走り始めた滝川聡選手はAコーナー進入で左に大きくスピンし右フロントフェンダーを100Rアウト側の壁にヒット。マシンにダメージを与えてしまいそのままピットに戻ってきました。迅速な作業でダメージを修復したピットクルーは安全のため右前輪のタイヤ交換をしてコースに再び送り出しました。

 3周遅れでレースに復帰した滝川聡選手は昨日のベストタイムを更新する勢いで追い上げを開始。途中、プリウスコーナー入口で再び痛恨のスピン。完走9位でチェッカーとなりました。この結果、TEAM MOTOYAMAは2日間で合計8ポイントを加算し、まずはチームランキング8位タイで緒戦を無事終えることとなりました。

TEAM MOTOYAMAからTCRジャパンシリーズに参戦する滝川聡
TEAM MOTOYAMAからTCRジャパンシリーズに参戦する滝川聡

■TEAM MOTOYAMA ドライバー 滝川聡選手のコメント
「人生初であり、一度しかないデビューレースで完走を果たすことができました。早朝から応援に駆けつけてくださった皆さまや、ご声援くださった私の大切な友人の皆さま、本当にありがとうございました。初レース最初の2周は心臓がバクバクドキドキしっぱなしで、どのように走ったのか記憶が飛んでおります。レース終了後、ピットに戻ってきた時には感極まり、涙が出てまいりましたが、表彰台に上がるまでは泣くのは取っておこうと心に決めました(笑)。実際に自分で走ってみると本当に体力勝負で、レーサーというのは凄いことをしている偉大な人たちなのだと、改めて尊敬の念が強まりました。“夢は思いが強ければ現実化する”、と教えて頂いたアチーブメント株式会社の青木先生には感謝しかありません!本山監督をはじめ、今回レースに関わって頂いたすべての皆さま、この出来事は私の一生の宝となりました。本当にありがとうございました! まだ5大会10レースありますので、少しずつ進化していく所存です」

■TEAM MOTOYAMA 本山哲監督のコメント
「カートレースすら経験がなく、サーキットを走ったこともほとんどないジェントルマンドライバーの滝川選手と一緒にサーキット秋ヶ瀬のレンタルカートからスタートし、シミュレーターやスポーツ走行で必死になってトレーニングし、わずか2か月でここまでたどり着いたこと、そしてレースウィークに自己ベストの1分52秒台をマークできたことは、監督としてもコーチとしても嬉しい限りです。モータースポーツの原点とも言える仲間づくりからスタートしたこのプロジェクトはたくさんのサポーターの方々も応援してくださっていますし、皆さまが本当に喜んでくださったのも印象的でした。まずははじめの一歩ですが、思っていた以上に大きな第一歩が踏み出せたと思います」


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