レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

スーパーGT ニュース

投稿日: 2022.08.28 21:44
更新日: 2022.09.01 11:09

クラッシュしたMax Racingの佐藤公哉に怪我はなし。チームは再発防止を誓う【第5戦鈴鹿GT300決勝】

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


スーパーGT | クラッシュしたMax Racingの佐藤公哉に怪我はなし。チームは再発防止を誓う【第5戦鈴鹿GT300決勝】

 8月28日、三重県の鈴鹿サーキットで開催されたスーパーGT第5戦鈴鹿の決勝レース。序盤トップを走っていたHACHI-ICHI GR Supra GTだが、三宅淳詞から佐藤公哉に交代、終盤も上位をうかがう走りをみせていたが、44周目に130Rでクラッシュしてしまった。ドライブしていた佐藤に怪我はなかった。

 予選2番手からスタートしたHACHI-ICHI GR Supra GTは、今季まだ一度も完走できていなかったものの、そんな悔しさを晴らすかのように快走をみせ、9周目にはトップを走るTANAX GAINER GT-Rをかわし首位に立った。23周を終えピットインし佐藤に交代すると、ふたたび表彰台圏内をうかがう集団の背後につけ、43周を終えピットへ。佐藤がダブルスティントをこなし、ピットアウトした。

 しかし、その周の130Rでコースアウトを喫すると、アウト側のスポンジバリアに激しくクラッシュ。悔しいリタイアを喫することになってしまった。幸い鈴鹿サーキットのオフィシャル、FROの作業により佐藤は救出され、大きな怪我もなくピットに戻ることができた。

「身体はあちこち痛いですが、レントゲンも撮って、骨折等ないそうです」と佐藤。

「レスキューの皆さんに迅速に救出いただいて感謝していますし、鈴鹿サーキットの医務室でもすぐにレントゲンを撮ってくれて異常がないかを診てくれました。本当に良くしていただき感謝しています」

 ただ、佐藤は衝撃のせいなのか、クラッシュの瞬間は「あまり覚えていなくて」という。

「三宅選手が頑張って首位に立ってくれて、僕のスティントでは違う種類のタイヤを履いたのですが、あまりマッチしていなくて苦しいスティントになりました。そこから作戦を切り替えて、アウトラップの130Rでクラッシュしてしまいました」と佐藤はレースを振り返った。

「映像は見たのですが、スピン状態からシャンクしたと言いますか、カウンターを当てた方に向かっていってしまって。タイヤにトラブルがあったようですが、運転していたのは僕なので、本当に申し訳なく思っています」

「せっかく直してもらったクルマをまた壊してしまって。メカニックの皆さんは他のカテゴリーもやっているなか、休む間もなくなってしまったのは運転していた身としては申し訳ないです。クルマが直ったら次戦また頑張りたいです」

 このクラッシュの状況について、田中哲也監督は「130Rの手前でタイヤになんらかのトラブルがあったようです。原因については検証中です」と語った。

「ドライビングミス等ではないですね。公哉に大きな怪我がなくて良かったですが、チームとしてドライバーに怖い思いをさせてしまったのは申し訳ないです。チームとしてしっかり原因を探って、ドライバーにこういう思いをさせないようにしたいですね」と再発防止を誓った。


関連のニュース