11月16日、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)は2019年シーズンの世界グランプリシリーズ各クラスの暫定エントリーリストを発表した。
MotoGPクラスには11チーム22名、Moto2クラスには18チーム32名、Moto3チームには16チーム29名がエントリーを承認されている。
MotoGPクラスの参戦するマニュファクチャラーは、マークVDSが最高峰クラスに参戦しないことからホンダは2018年から2台減り4台となる。
ヤマハはテック3が抜けるがペトロナス・ヤマハ・SRTがヤマハのサテライトチームとなるために台数は4台と変わらない。
ヤマハを去るテック3はKTMに移籍するためKTMは4台。ペトロナス・ヤマハ・SRTがアンヘル・ニエト・チームを引き継ぐためドゥカティは2台減り6台となる。スズキとアプリリアはワークスチームのみの各2台だ。
ライダーはホルヘ・ロレンソがドゥカティからレプソル・ホンダに移籍。ダニロ・ペトルッチがドゥカティのファクトリーチームに収まり、2018年Moto2王者のフランセスコ・バニャイアがアルマ・プラマック・レーシングにステップアップする。
アンドレア・イアンノーネがスズキからアプリリアに移籍し、空いたシートにジョアン・ミルがMoto2からステップアップ。
ヨハン・ザルコがKTMのファクトリーに移籍。ミゲール・オリベイラはテック3からKTMを駆る。新設のペトロナス・ヤマハ・SRTにはファビオ・クアルタラロとフランコ・モルビデリのラインアップだ。
日本人ライダーの中上貴晶はLCRホンダ・イデミツから来年も参戦する。マーベリック・ビニャーレスはゼッケンを25から12に変更するようだ。
Moto2クラスは長島哲太がストップ・アンド・ゴー(SAG)レーシングチームから参戦する。
また、2019年からエンジンサプライヤーがホンダからイギリスのバイクメーカー、トライアンフに変更となる。トライアンフの765ccエンジンを使用した選手権が他にないことから、2019年はワイルドカードでのエントリーが利用できなくなった。
Moto3クラスの日本勢は5人で、今年と同じく鈴木竜生、佐々木歩夢、鳥羽海渡、真崎一輝が参戦するほか、今季ワイルドカードで参戦した小椋藍がホンダ・チーム・アジアからフル参戦する。
以下が2019年の暫定エントリーリスト。