更新日: 2020.07.13 11:13
MotoGP:スズキ、セパンで2020年型GSX-RRをアンベイル。シルバーが追加され60周年記念のニューカラーに
ロードレース世界選手権MotoGPに参戦するチーム・スズキ・エクスターは2月6日、マレーシア・セパン・インターナショナル・サーキットで2020年シーズンの体制発表を行った。継続参戦するアレックス・リンス、ジョアン・ミルが登場するとともに2020年型のスズキGSX-RRを公開した。
2002年に500ccから990cc(現在は1000cc)へとレギュレーションが変更されたタイミングで、V型4気筒エンジンのスズキGSV-Rを投入しMotoGPを戦っていたスズキは、2011年末にMotoGPの参戦を一時休止を発表。
そして2015年からは、新たに開発した並列4気筒エンジンを搭載したGSX-RRを使用してグランプリを戦い、2020年で復帰6年目を迎えた。
今年もチーム名はチーム・スズキ・エクスターとし、チーム4年目となるリンスと2年目のミルと昨年同様のライダーラインアップが継続され、2020年シーズンもMotoGPに挑む。
リンスは2018年に初表彰台を獲得したが、昨年は第3戦アメリカズGPと第12戦イギリスGPで2勝を挙げる活躍を見せ、ランキングは4位と上り調子のスズキのエースライダーだ。
チームメイトのミルは2019年にMotoGPクラスにステップアップを果たしたライダー。ルーキーイヤーはシーズン中のオフィシャルテストで怪我をしてしまい2戦欠場したものの、出場した17戦中10度トップ10フィニッシュし、ランキングは12位と期待が持てる成績を残した。
今回行われた発表会では、チームマネージャーのダビデ・ブリビオ氏、テクニカルマネージャーの河内健氏、チームディレクターの佐原伸一氏、そしてテストライダーのシルバン・ギュントーリが出席し2020年の意気込みやニューマシンについてを語る。
その後チームのライダーであるリンスとミルが登場し意気込むと、スズキのMotoGPマシンであるGSX-RRの2020年型がお披露目された。
マシンのカラーはブルーが継承されたが、フロントフェンダーからリヤにかけ新たにシルバーが多く配色された。レーシングスーツもカラーはブルーであるが、胸の部分はグレーの配色がされていた。このカラーリングは、マン島で開催されたツーリスト・トロフィーに初参戦した1960年からレース参戦60周年を記念したものだ。
ふたりのスペイン人ライダーを擁しMotoGPを戦うチーム・スズキ・エクスター。2020年は何度勝利を飾れるだろうか。