バレンティーノ・ロッシは、今シーズンのヤマハには新しい共通ECUを含め、開発面での進展がなかったと考えている。
ヤマハは今季、最初の7つのグランプリでロッシとホルヘ・ロレンソが5勝して他を圧倒したように思われたが、6月の始めにロッシがバルセロナで勝利して以来勝利を逃している。
以来、ホンダがマルク・マルケス、カル・クラッチロー、ジャック・ミラーによって7勝を獲得し、ドゥカティがアンドレアス・イアンノーネとドビジオーゾにより2勝、その他にもスズキのマーベリック・ビニャーレスが勝利を収めている。
ホンダはマニエッティマレリ製の新しいECUとともに劣勢で2016年をスタートしたが、大きな進歩を果たした。ロッシはいくつかのシャシーのアップグレードが成功していないなかでは、ヤマハがそうした進化に匹敵しているとは考えていない。
「いつものように、一度にパッケージ全体のために働かなければならない」とロッシは言った。
「シーズンの間中、ヤマハは他のマニュファクチャラーのように新しいものを持ち込んできた」
「しかし残念ながら、我々は今年パフォーマンスを向上させることができなかった」
「多かれ少なかれ同じレベルのままだったが、電子デバイスについてはみんなが常に向上している」
「もしも同じレベルでとどまっていれば、なんらかの不利益を被るだろう」
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