MotoGP第17戦マレーシアGP予選：ドビジオーゾがウエット路面で今季2度目のポール獲得

　MotoGP第17戦マレーシアGP、MotoGPクラスは、マレーシアのセパンインターナショナルサーキットで2日目の予選を行い、アンドレア・ドビジオーゾ（ドゥカティ）が2分11秒485でポールポジションを獲得した。

　MotoGPクラスの3回のフリー走行でトップに立ったのはマーベリック・ビニャーレス（スズキ）。総合11番手以下のライダーによって争われるQ1で上位につけたカル・クラッチロー（LCRホンダ）とロリス・バズ（アビンティアレーシング）のふたりを加えた12名のライダーによって、Q2は争われた。

　午前中のフリー走行3回目はドライコンディションで行われたが、午後のフリー走行4回目、Q1、Q2とウエットコンディションとなった。Q2は雨はほとんど降っていないが、路面はウエットというコンディション。まずリーダーボードのトップに立ったのはホルヘ・ロレンソ（モビスター・ヤマハ）。バレンティーノ・ロッシ（モビスター・ヤマハ）が直後に逆転するが、ドビジオーゾは開始5分すぎにファステストを更新してトップに浮上。さらにセッション最後のアタックで2分11秒485を記録し、オランダGP以来、今シーズン2回目となるポールポジションを獲得した。

　最後のアタックで自己ベストとなる2分11秒731を記録したバレンティーノ・ロッシ（モビスター・ヤマハ）が2番手。それまで2番手につけていたホルヘ・ロレンソ（モビスター・ヤマハ）は2分11秒787で3番手となった。

　初日のフリー走行2回目を胃腸炎による体調不良のため欠場したマルク・マルケス（レプソル・ホンダ）は2日目のフリー走行3回目から復帰、フリー走行3回目は2番手に止まったが、フリー走行4回目ではトップタイムを記録してQ2に臨んだが、2分11秒874で4番手に。

　フリー走行3回目で転倒し、フリー走行総合13番手に終わったクラッチローはQ1でトップタイムを記録。Q2では残り5分を切ったところで11コーナーで転倒を喫したものの、再スタート後、最後のアタックで自己ベストを更新、2分12秒558で5番手とインディペンデントチームトップグリッドを獲得した。

　今レースから復帰したアンドレア・イアンノーネ（ドゥカティ）は2分12秒598で6番手に。フリー走行総合トップでQ2に進んだビニャーレスは2分12秒869で7番手に。
8番手に2分12秒981でアルバロ・バウティスタ（アプリリア）、Q1で2番手につけQ2に進んだバズは、2分13秒325でMotoGPベストグリッドとなる9番手を獲得。10番手に2分13秒452でポル・エスパルガロ（ヤマハ・テック3）が続いた。

　アレイシ・エスパルガロ（スズキ）はQ2のセッション終盤に9コーナーで転倒、2分13秒707で11番手。エクトル・バルベラ（アビンティアレーシング）が2分13秒973で12番手に続いた。
　以下、Q1のタイム順にブラドリー・スミス（ヤマハ・テック3）が2分12秒898で13番手、ジャック・ミラー（マークVDS）が2分12秒907で14番手、ダニロ・ペトルッチ（プラマック）が2分13秒776で15番手。

　ステファン・ブラドル（アプリリア）はQ1のセッション序盤に転倒を喫したものの、セッション終盤に2分13秒850のベストラップを記録し、16番手に。ダニ・ペドロサ（レプソル・ホンダ）の代役を務める青山 博一（レプソル・ホンダ）は2分14秒179で17番手。18番手に2分14秒433でスコット・レディング（プラマック）、19番手に2分14秒769でユージン・ラバティ（アスパー・チーム）、20番手に2分14秒786でヨニー・エルナンデス（アスパー・チーム）、21番手に2分15秒894でティト・ラバット（マークVDS）の順で続いた。