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MotoGP ニュース

投稿日: 2016.11.14 11:58
更新日: 2016.11.14 18:15

ヤマハ MotoGP第18戦バレンシアGP レースレポート

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MotoGP | ヤマハ MotoGP第18戦バレンシアGP レースレポート

Rd.18 11月13日 バレンシア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第18戦バレンシアGP
■開催日:2016年11月13日(日)決勝結果
■開催地:バレンシア/スペイン
■コースコンディション:ドライ
■気温:22度
■路面温度:25度
■PP:J・ロレンソ(1分29秒401/ヤマハ)
■FL:J・ロレンソ(1分31秒171)

REPORT

Movistar Yamaha MotoGPがチーム・タイトル獲得

 Movistar Yamaha MotoGPは、好天に恵まれたバレンシア・リカルド・トルモ・サーキットにおいて素晴らしい走りを披露し、2016シーズンを締めくくった。

 J・ロレンソは絶好のスタートからトップに立ち、そのままアドバンテージを広げて優勝。チームメイトのV・ロッシも激しいバトルの末に4位でチェッカーを受け、ヤマハに通算7回目のFIM MotoGPのチーム・タイトルをもたらした。

チーム・タイトルを獲得したMovistar-Yamaha-MotoGP
チーム・タイトルを獲得したMovistar-Yamaha-MotoGP

 昨日の予選で完璧な走りを見せたロレンソは、そのペースに自信を持って決勝を迎えた。好ダッシュからホールショットを奪って真っ先に第1コーナーに進入し、そこからアドバンテージを0.6秒まで拡大。

 オープニングラップでは唯一1分36秒台に入れ、そのあとは1分31秒台でコンスタントに周回を重ねた。

 ロッシがA・イアンノーネ(ドゥカティ)、M・マルケス(ホンダ)と2位争いを展開する間に、ロレンソは順調にアドバンテージを広げて単独走行。

 ほとんどの時間帯で4秒以上のマージンを維持していたが、終盤になってペースを緩め、1.185秒差でチェッカーを受けた。これによってロレンソはライダー・ランキング3位を獲得し、ヤマハでのキャリアを終了した。

 一方のロッシもフロントローから好スタート。第1コーナーでサイドバイサイドの競り合いを見せたあと、3番手に付けるM・ビニャーレス(スズキ)の後方に落ち着いた。

 タイヤが暖まるのを待ってから4ラップ目にプッシュを開始。上位陣を逃がすまいと第14コーナーでパスしたが、その間にもマルケスがぴったりとついていた。

 ロッシは次に2番手を行くイアンノーネに照準を合わせ、素早くそのテールに迫る。そのあとは激しいバトルが24ラップ以上にわたって続き、何度も順位を入れ替えて最終戦に詰めかけたファンを楽しませた。

 残り12ラップ、マルケスがバトルに加わりさらに激化。第2コーナーで先行を許すと、ポジションを確保しながら虎視眈々とチャンスを窺っていた。

 残り5ラップあたりからマルケスがペースを上げて逃げ始め、3位獲得を目指してイアンノーネに迫って行ったが、バトルで貴重な時間を費やすことに。

 チャンスを待ち続けたロッシは残り2ラップで最後のアタックをしかけたが、抑え切れず4位でチェッカー。貴重なポイントを獲得して最終戦を締めくくった。

 シリーズポイントではロッシが合計249ポイントでランキング2位。ロレンソは合計233ポイントでランキング3位。ふたりの活躍によってモビスター・ヤマハ・モトGPは合計482ポイントとなり、2位に28ポイント差をつけてチーム・タイトルを獲得した。

 明日は休養日となるが、明後日の火曜日にはここバレンシアにおいて、2017シーズンの第1回IRTA公式テストがスタートする。


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