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前回に続き2021年4月2日(金)〜4日(日)に開催された国内最大級のキャンピングカーイベント『ジャパンキャンピングカーショー2021』からお伝えします。
キーワードは、“充電力”。パソコン、エアコン、テレビ、冷蔵庫までが揃う“オフィス仕様”が人気のなか、『長時間、家電を使える』ことを主張するモデルが続々登場。300台以上の展示車両から、オートスポーツwebが選んだ9台をご紹介します。
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■コイズミ/かるキャン NUGGET(ナゲット)
災害地での活躍を念頭に開発した“使える”軽キャンパー
コイズミの軽自動車をキャンパー仕様に仕上げる『かるキャン』シリーズ。これまでも変形することでキャビンの容量を2.4倍に拡大する『トランスフォームキャンパー』や、開放的なリヤデッキを持つ『デッキクルーザー』といった“使える”モデルを多数リリースしている。
今回お披露目した『ナゲット』は、災害ボランティアの自活拠点を念頭に開発された軽キャンパー。ベース車両は信頼性と積載力を併せ持つスズキ・キャリイトラック。
ルーフテントやアイテムボックス、スライド式の作業テーブルを設けるなど、緊急時の使用シーンを想定した車両に仕上げられている。もちろん、遊びの拠点として活用することもできる。
コイズミは新車/中古車のコンプリートカーとして、持ち込み車両の架装にも対応しているそうだ。
■デスレフ/PULSE I7051 EB
人気メーカーの最新キャブコン。国内でも便利に使える設計が光る
ドイツ生まれのデスレフは、北ヨーロッパ地域のキャンピングカー市場で高い実績と人気を誇るコンバージョンメーカーだ。
同社が展開するパルスシリーズは、専用設計による十分以上な居住スペースと、欧州メーカーならではの個性的なデザイン、豪華装備、先進機能を備える主力モデルだ。
今回展示されていたモデルは『PULSE I7051 EB』。室内に目を向けると、フロントにプルダウンベット、リヤにシングルのツインベッドを配置したフルコンバージョン仕様。
そのほか、車両の全周囲をモニターで確認できる『Top View 360 (360°全方向ビューシステム)』や右ハンドル仕様、最新ディスプレイオーディオを設定するなど、日本のユーザーが安全と便利さを感じる機能も抜かりなく装着されている。
■レクビィ/イゾラ エアコン仕様
家庭用エアコンを追加した人気シリーズの最新モデル
ニッサン・キャラバンをベースにしたキャンピングカー『レクビィ・イゾラ』は、十分な動力性能を求めるユーザーから高い支持を集めるバンコンキャンパーだ。
2021年2月に登場した最新モデルは、エアコン付きキャンピングカー『レクビィ・イゾラ エアコン仕様』。電池で駆動する家庭用エアコンを搭載し、快適さは一段と向上した。実際にイゾラで車上生活をしているユーチューバーの動画を参考にするなど、ユーザーの生の声を取り入れて開発が進められたという。
具体的なポイントは、動作音が気になるエアコンの室外機はシャシー下に配置。電化製品を不足なく稼働するために十分なバッテリー容量を確保するなど、“快適な車中泊”のための工夫が随所に盛り込まれている。
■ホワイトハウス/ホンダN-VAN コンポ POP Cabin
長距離旅にも対応する“自分専用”の個性派軽キャンパー
ホワイトハウスが手がける最新の軽キャンパーは、“大人の秘密基地”をコンセプトに制作されている。ベース車両はホンダN-VAN。低床構造に同社独自のレイアウトを組み合わせることで、室内空間のアレンジ性を大きく高めている。
今回展示されていた『Cabin』は、長期間の旅を想定した仕様となっている。室内はフラットベットに電源マネジメントを組み合わせたり、車体後部とルーフまわりに専用の収納スペースや棚を追加するなど、工夫が盛りだくさん。また、冷蔵庫やテレビなどの家電製品を充実させる仕様にアレンジすることも可能となっている。
オプションでプライバシーテントやポップアップルーフも用意されるなど、細かい仕様を選べることも魅力だ。