■ケイワークス/トヨタ・ハイエース
急速充電もできる最新の電源システムを搭載する
ケイワークスは長年、キャンピングーカーを架装している老舗ビルダー。今回展示されていたトヨタ・ハイエースは、木目調で加飾されたキャビンの美しさも際立つが、最大の見所は電源マネジメントの充実ぶりだ。
ハイエースに搭載されている同社オリジナルの『メビウスシステム』は、走行充電/外部充電/ソーラーパネルの充電に対応する。
サブバッテリーの容量で電化製品を使用できる時間は変わるが、100Ahバッテリーを3つ搭載する車両ならば、エアコンは約6時間〜7時間半、冷蔵庫は約100時間、ノートパソコンであれば約130時間は使用できるという。
充電力も最大61Ahと一般的な100Ahクラスのリチウムイオンバッテリーならば、2時間足らずでフル充電できる性能を持っている。
■ユーアイ ビークル/カムロード用 コンフォートショックアブソーバー
専用キットで足まわりを強化。乗り心地を改善したトヨタ・カムロード
トヨタ・カムロードは、国産キャブコンのベース車両として絶大なシェアを持つが、ラダーフレームを採用した車両のため乗り心地はいまひとつ。
高い動力性能は求めていなくても、乗り心地はもっと改善されれば良いと願うカムロードのオーナーも多いことだろう。そんな声に応えてくれるのが、ユーアイビークルが提案するカムロードの足まわりを補強するアップデートパーツだ。
同社は乗り心地にこだわったトヨタ・ハイエースキャンパーを提案するビルダーであるため、そのノウハウをカムロードにも注入している。
オレンジ色にペイントされたフロントスタビライザーとリヤスタビライザー、ショックアブソーバーを組み込むことで、縦揺れと横揺れを効果的に抑えることができるとのこと。取付け作業も一般的な整備工場でも対応可能のため、気軽に装着できることもうれしい。
■ゴードンミラー/GMLVAN C-01(NV200)
リアル木目で統一されたオシャレでモダンなキャビンを提供
ガレージ生活に彩りを与えるアイテムを数多く提案するゴードンミラー。キャンピングカーのビルダーとしても、インテリアブランド『ジャーナルスタンダード ファニチャー』とコラボレーションした味わい深いモデルを提案している。シンプルながらも贅を凝らしたリアルな木目の室内は、多くのユーザーから好評を集めている。
今回展示されていたニッサンNV200をベースにした『GMLVAN C-01』は、ボディカラーにご注目。“コヨーテ”と名付けられたカーキ系の色は、一般的な全塗装ではなく、日産自動車の協力により新車製造時の生産工場で塗装されたもの。
ゴードンミラーのオリジナルカラーでありながら、メーカー純正の品質を実現していることも見逃せない。
■RVランド コンセプト/ジープ・ラングラーTripTop
ラングラーの新たな一面を発掘! 専用ポップアップルーフを提案
RVランド コンセプトが開発したジープ・ラングラー専用のポップアップルーフ『TripTop』がついに正式発売されることになった。
取付け作業はボディ加工ではなく、ルーフユニットを屋根にかぶせてキャリアに固定する方法を採用する。そのため、ボディ側を傷めずにキャンパー仕様に変身できるという、アイデアアイテムだ。
すでに10台限定の先行発売分は発表直後に完売してしまったそうだが、今年9月には正式なカタログモデルとして発売されるとのこと。ラングラーのオーナーは是非検討してみてほしい。
■ヴィネベーゴ/ボヤージュ フィフスホイール
キャンパーの憧れ、北米生まれの動くマンション!?
北米で活動するヴィネべーゴは、本場で磨き抜かれた本格キャンピングカーを幅広い価格レンジでラインナップする。今回紹介するボヤージュ フィフスホイールは、ヴェネベーゴのトレーラーシリーズの最上位に君臨するフラッグシップモデルだ。
ボヤージュ フィフスホイールの3つの区画に分けられるマルチキャビンは、高級マンション並みの設計が注がれている。本格的なラウンジやダイニングキッチン、バスルームがレイアウトされるなど、“家”がそのまま移動する感覚に近い。
大きすぎるボディサイズや重量が嵩むこともあって、購入のハードルは相当高いものだが、最近は法人需要もあって台数が出ているという。