2017年シーズンの現在まで、トップ3チームはその他のチームに大きな差をつけている。ハースF1チーム代表のギュンター・シュタイナーは、今季中はこの差は縮まらないだろうと考え、懸念している。
開幕前の合同テストではフェラーリ、メルセデス、レッドブルが実力差の小さい中団グループを優に上回ることが明らかになり、今シーズン開幕後の3戦でそれが事実であることが証明された。
オーストラリアGPと中国GPの予選では、トップ3チーム以外の最速タイムは首位から約1.8秒遅れだった。同様にバーレーンGP予選で7位につけたルノーのニコ・ヒュルケンベルグのタイムは、トップから約1秒離されている。シュタイナーはF1公式サイトのインタビューで、次のように述べている。
「中団グループのチーム同士の差はかなり小さくなっているが、確かにトップ3チームとの差はとても大きい。レッドブルは多少劣ると思うが、メルセデスやフェラーリのような大規模チームは、残りのチームに比べるとはるか上にいる」
「この状況は変わるだろうか? 変わることを願っているが、私が懸念しているのは、この状態が今シーズン中ずっと続くことだ」
2017年に新規則が施行されることを見越して、ハースはデビューシーズンだった昨シーズンの開発作業を慎重に行なっていた。シュタイナーは、今季はライバルと同等のスピードで新パーツを持ち込む予定だと言う。
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