表彰台の中央に立つドライバーが10年間ずっと変わってきている。ほかにはないスペインGP伝説
昨年、マックス・フェルスタッペンがレッドブルで電撃勝利を射止め、2007年から10人目のウイナーに。ヨーロッパ・ラウンド春開幕戦、毎年サプライズがある濃厚味のバルセロナ。
さかのぼると07年フェリペ・マッサ、08年キミ・ライコネン、09年ジェンソン・バトン、10年マーク・ウェーバー、11年セバスチャン・ベッテル、12年パストール・マルドナド、13年フェルナンド・アロンソ、14年ルイス・ハミルトン、15年ニコ・ロズベルグ、16年フェルスタッペン。
前戦ロシアGPで、フェルスタッペンに次ぐ107人目ウイナーになったばかりのバルテリ・ボッタス。「11年・11人」記録を続けるか、あるいはこの流れも今年で止まるか──。
それにしても珍しい記録だ。理由として、全チームがシーズンオフテストでたっぷり走り込み、コースデータを蓄積している。ドライバーもF1以前から走行経験が豊富にあり、F1全サーキットのなかで最も熟知している。
こうしたベースが存在するだけに、他のグランプリより機会均等性が高まると考えられる。