ハースF1のチーム代表であるギュンター・シュタイナーは、ケビン・マグヌッセンにより重いペナルティを課すことを求めたニコ・ヒュルケンベルグの行為は「子供じみている」とし、彼のコース上の振る舞いについても、常に「我が物顔」であるとして強く批判した。
ハンガリーGPのレース後半、11番手を走行していたマグヌッセンと追うヒュルケンベルグは激しいバトルを演じ、ヒュルケンベルグはターン2でマグヌッセンに押し出されるかたちでコースアウトすることになった。このことでマグヌッセンは5秒加算のペナルティを受けている。
レース後、メディアの囲み取材を受けるマグヌッセンをヒュルケンベルグが訪れ、ふたりは軽い口論となった。後にヒュルケンベルグは、マグヌッセンに追加のペナルティを課すようスチュワードに求めている。
しかしシュタイナーはこの提案に納得しておらず、以下のように述べた。
「要するに、こういうことだ。そもそもロマン(グロージャン)のレースを台無しにしたのはニコなんだ。さらに我々は、ケビンにもペナルティを受けた」
「ケビンは正しい行動をとっていたし、いるべき場所にいただけだというのが私の意見だ。なぜ速度を落とさなければならないんだ? あれは激しいバトルだった」
「ニコはケビンにより重いペナルティを課すことを、スチュワードに要求しに行った。子供じみた、幼稚なやり方だと私は思うね……」
「そんなことを他の誰がしたことがある? 言葉を失いそうになったよ。ドライバーとして、ひとりの人間としてニコのことは尊敬しているが、より厳しいペナルティを求めるなんて、どうかと思う」