ハンガリーでのF1合同テスト2日目にいよいよロバート・クビカが登場する。2011年のシーズン前にラリーでクラッシュして重傷を負ったクビカにとって、約6年半ぶりのF1公式テストとなる。
クビカは走行を前に、FIAに義務付けられた脱出テストにパスしたことが分かっている。レギュレーションにおいて、ドライバーはレーススーツとヘルメットを身に着けてコクピットに座り、ベルトを締めた状態から5秒以内にコクピットから脱出できることを証明しなければならない。
クビカは事故の後遺症で右手の機能に制限があるため、このテストに合格するかどうかに懸念があったものの、FIAは彼がこのテストに無事にパスしたことを明らかにした。
クビカは今年6月と7月にルノーのプライベートテストに参加、2012年型マシンで走行を行ったが、現行F1マシンに乗るのはハンガリーでのテストが初めてとなる。
ルノーは今回のクビカ起用によって本格F1復帰の可能性を評価すると示唆している。
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