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F1 ニュース

投稿日: 2018.03.19 08:10
更新日: 2018.03.19 08:14

ホンダF1、変革の年に向けた“体制の進化”を説明。開発・現場の責任分離でスピーディーな対応狙う

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F1 | ホンダF1、変革の年に向けた“体制の進化”を説明。開発・現場の責任分離でスピーディーな対応狙う

 2018年からのF1活動に向けて運営体制を変更したホンダが、その意図と現在の状況について説明した。

 マクラーレンと提携していた3年間は、ホンダF1プロジェクト総責任者が開発面と現場指揮の両方の責任を担っていたが、スクーデリア・トロロッソとともに新たなスタートを切るにあたり、ホンダは体制を変更。開発現場とレース現場、それぞれの責任を分離することを決めた。

 これにより、昨年までF1プロジェクト総責任者を務めた長谷川祐介氏の後任としてふたつのポジションが設けられた。HRDさくらで新たに浅木泰昭氏が研究開発を統括する一方、現場のトップとしてF1テクニカルディレクターの職が新設、田辺豊治氏がその任に就いた。田辺氏は1990年代前半からモータースポーツに携わり、F1ではゲルハルト・ベルガー担当エンジニア、ジェンソン・バトン担当チーフエンジニアの役割も果たした後、昨年まではインディカープロジェクトに当たっていた。

 ホンダが「変革の年」と呼ぶ2018年に向けて行った体制変更について、執行役員でありブランド・コミュニケーション本部長を務める森山克英氏は、ホンダの公式サイト上のインタビューでこう説明した。

「これまで、F1プロジェクト総責任者は、技術開発と現場でのチーム指揮の両方を担ってきました。この責任範囲を分離することで、開発とレースおよびテスト現場それぞれが、よりスピーディーに業務を遂行できる体制へと進化させます」

 過去3年間は、マクラーレンのレーシングディレクター、エリック・ブーリエとホンダF1プロジェクト総責任者が並立してチームを指揮していたが、トロロッソ・ホンダでは、チーム代表のフランツ・トストがチームを率い、その下で田辺氏がパワーユニットの運用など技術面について、トロロッソ側のテクニカルディレクターであるジェームズ・キーと直接連携する形になったということだ。


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