ハースF1、タイヤ交換ミスの再発防止のため、ピットクルーを配置換え
ハースF1チームは、オーストラリアGPでタイヤ交換にミスが起きたことを受け、第2戦バーレーンGPに向けて対策を講じた。
メルボルンでハースは驚きの速さを見せ、予選でケビン・マグヌッセンが6番手、ロマン・グロージャンが7番手を獲得、決勝でも序盤に4番手と5番手を走行していた。しかしピットストップで2台に相次いでトラブルが発生、ともにホイールが正常に装着されずにコース上でマシンをとめる結果になった。
レース直後、チーム代表ギュンター・シュタイナーは、ホイールナットが斜めになり、ホイールが固定されなかったと明かし、ピットストップ練習を十分に行わなかったことを原因のひとつに挙げ、バーレーンに向けて対策を講じると述べていた。
バーレーンGPを前にした木曜、シュタイナーは、クルーメンバーの配置を変更、バックアップメンバーも加えたと語った。
「いくつかポジションを変更した。彼らがミスをしたからということではなく、クルーたちの自信を取り戻すことが一番の理由だ」とシュタイナー。
「自信を失ったまま、同じ状態を維持すれば、またミスが起きる可能性が高い。そのため、ポジションを変更した」
「別のメンバーを組み合わせ、今までとは異なる仕事を与えた」
ドライバーを安全に送り出すため、システムが感知しない何らかの問題が発生した場合にドライバーに知らせる役割を担うメンバーも追加したという。
さらにバーレーンGP前にピットストップ作業の練習も積んだとして、シュタイナーは、オーストラリアと同じミスは起こらず、昨年同様に問題なくピットストップをこなすことができると自信を示している。