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F1 ニュース

投稿日: 2018.05.04 11:08
更新日: 2018.05.04 11:09

メルセデスF1、ボッタスのリタイア原因となった破片に気づくも無線での指示が間に合わなかったことを明かす

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F1 | メルセデスF1、ボッタスのリタイア原因となった破片に気づくも無線での指示が間に合わなかったことを明かす

 F1アゼルバイジャンGPでのバルテリ・ボッタスは、コース上のデブリによってレースを終えることになった。メルセデスのクルーは破片の存在に気づいたものの、そのタイミングは遅すぎたという。

 最後のリスタート後、レースをあと2周残す時点でボッタスは首位を走行していたが、彼のマシンはカーボンファイバーの鋭利な破片を踏み、右のリヤタイヤがパンクしてしまった。

 メルセデスF1チームは、それまでに起きた何度かのインシデントによってコース上にデブリがある可能性を警戒しており、ルイス・ハミルトンとボッタスの両名に注意を促していた。

 しかしながらひとかけらのカーボン片が見逃されており、メルセデスのピットウォールがその破片に気づいたときには遅すぎた。

「我々にはデブリが見えていなかったので、彼に警告していなかった」とトラックサイドエンジニアを務めるアンドリュー・ショブリンは、メルセデスの公式動画で述べた。

「我々が最初にデブリに気づいたのは、彼がバンプを越えていくときだった。それが彼にも見えていなかった理由だ」

「彼がデブリに向かっていくのが見えていたが、それは0.5秒から1秒の間のことで、無線でコース上にデブリがあると伝える時間はなかった」

「もしデブリが見えていたら警告していただろう。他のアクシデントについては、多くの周回でそうしていたのだから」

「我々はドライバーたちがデブリを避けられるように、コースのきれいな部分へ導こうとしていたのだ。残念ながら今回はすべてが遅すぎた」

「バルテリにとっては本当に残念なことだった。彼は週末を通して素晴らしい走行をしており、レースをしっかりとまとめ上げていたのだ」

 インシデントが起きる可能性が大きく、周回を追うごとにセーフティーカー導入のチャンスは高まっていた。そのため、メルセデスはできる限りボッタスをコース上に長くとどまらせる作戦を採っていた。


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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