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F1 ニュース

投稿日: 2018.10.12 12:12
更新日: 2018.10.12 12:13

苦しいレース展開となっても、ファンの前で力走を見せたガスリー【今宮純のロシア&日本GPドライバー採点】

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F1 | 苦しいレース展開となっても、ファンの前で力走を見せたガスリー【今宮純のロシア&日本GPドライバー採点】

 F1ジャーナリストの今宮純氏が独自の視点でドライバーを採点。週末を通して、20人のドライバーから「ベスト・イレブン」を選出。予選やレースの結果だけにとらわれず、3日間のパドックでの振る舞い、そしてコース上での走りを重視して評価する。今回は第16戦ロシアGP&第17戦日本GP編だ。
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☆ セバスチャン・ベッテル(ロシアGP=3位/日本GP=6位)

2018年F1第17戦日本GP セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
2018年F1第17戦日本GP セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)

 対ルイス・ハミルトンとのドライバーズチャンピオンシップ争いではロシアGPソチでマイナス50点、日本GP鈴鹿でマイナス67点、ほぼゲーム・オーバーだ。

 明らかにマシン・パッケージ戦力が低下し、この2戦は“オーバー・ドライブ傾向”が目立った。鈴鹿であれほど乱れる挙動などいままで見たことがない。予選9番手から決勝6位、せめてもの慰みにファイナルラップで最速タイム1分32秒318を樹立。ハミルトンは2位1分32秒785、タイヤが違いセーブモードとはいえPPタイム(1分27秒760)からゆとりの“5.025秒落ち”。ベッテルは2018年で2度目の最速ラップ、意地でハミルトンのグランドスラムだけは阻止した。

☆☆ ロマン・グロージャン(ロシアGP=11位/日本GP=8位)

2018年F1第17戦日本GP ロマン・グロージャン(ハース)

 ふたりそろって速さを結果につなげられないハース。ソチでケビン・マグヌッセン8位、鈴鹿ではグロージャンが8位。グロージャンは表彰台経験者だけに鈴鹿の予選Q2を一発ソフトタイヤで通過、これが狙い通りに運びルノーにあと8点差へ。コンストラクターズランキング5位ハースは次戦がホームGPとなる、注目の“Bリーグ決戦”だ。

☆☆ セルジオ・ペレス(ロシアGP=10位/日本GP=7位)

セルジオ・ペレス 2018年F1第17戦日本GP

 チームプレーに従いソチではエステバン・オコンと入れ替わりマグヌッセンを追走、しかしマグヌッセン攻略を果たせずに10位。鈴鹿ではしぶとく7位に入賞、“Bリーグ”でこれが3勝目、ベテランらしくなってきているペレス……。

☆☆ エステバン・オコン(ロシアGP=9位/日本GP=9位)

2018年F1第17戦日本GP鈴鹿 エステバン・オコン

 就活問題を抱えているさなか、コクピットにおさまればコンスタントに力量を出しきる。鈴鹿フリー走行3セッションとも7番手、予選も8番手(しかし、3グリッド降格ペナルティ)。レース終盤まで前車グロージャンを追尾し7回目のチームダブル入賞、このチームにいるべき人材なのだが。

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