事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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2021年から導入予定の新たな技術レギュレーションの公表は、FIA自身が設定した期日から3カ月以上も遅れているものの、正しく進められているとFIAは主張している。
F1のレースディレクターであるチャーリー・ホワイティングは、日本GPにおいて「新たなルールは最終段階に入ったところであり、私が知る限り、これは2021年には必ず導入されるものだ」と述べている。
遅れが生じていることと、エンジンマニュファクチャラーは全く新しいパワーユニットの設計やテスト、組み立てに2年間が必要であるということを考えると、現行のパワーユニットが引き続き使用される見込みが高いと言えるだろう。
となると、シャシーの変更は大幅なものになると予想されるが、エンジンは最小限の変更で済むことになりそうだ。しかしシャシーについても、シンガポールGPでロス・ブラウンがファンやメディアに対して示したような、抜本的変更にはならないと見られている。
■F1シートを諦めたストフェル・バンドーン
ストフェル・バンドーンとパスカル・ウェーレインの両名はフォーミュラEでの契約を締結し、F1のドライバー市場からは撤退することになった……。
■ロバート・クビカのF1復帰は望み薄
ウイリアムズは、メルセデスが持ちかけたF2王者有力候補であるジョージ・ラッセルとの2019年シーズンの契約を締結した……。