更新日: 2018.10.29 06:44
ハミルトンが5度目のワールドチャンピオンを達成。優勝はフェルスタッペン【F1メキシコGP決勝】
10月28日現地時間午後1時10分、F1第19戦メキシコGP決勝が行なわれレッドブルのマックス・フェルスタッペンが優勝を飾った。
午後には雨の予報もあったものの朝から晴天が続き、気温は18度ながら路面温度は32度まで上がった。
ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)はパワーユニット交換とギヤボックス交換で最後尾グリッド、前戦アメリカGPでの追突で3グリッド降格ペナルティを科されたロマン・グロージャン(ハース)は19番グリッドからのスタートとなった。
ハイパーソフトタイヤとウルトラソフトタイヤに激しいグレイニングとデグラデーションが生じるためタイヤ戦略に注目が集まったが、予選Q3進出組のうち3強チームはウルトラソフト、ルノー勢とザウバー勢はハイパーソフト。
11番グリッド以下ではフォース・インディア勢、ハース勢、ブレンドン・ハートレー(トロロッソ・ホンダ)がスーパーソフトタイヤ、最後尾のガスリーがハイパーソフト、それ以外はウルトラソフトというタイヤ選択となった。
スタートで3番グリッドのルイス・ハミルトン(メルセデス)が好加速を見せ、グリッド1列目のレッドブル勢の真ん中に飛び込んでダニエル・リカルド(レッドブル)の前に出る。フェルスタッペンはそのままイン側をキープして首位を奪い、ハミルトンは2番手、リカルドは3番手でターン1へ飛び込んでいく。その後ろではセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)とバルテリ・ボッタス(メルセデス)が競り合いを続け、ターン5でボッタスがアウト側に押し出されベッテルが前に出る。
後続ではターン3で多重接触が起こり、ハートレーに押されたエステバン・オコン(フォース・インディア)がシャルル・ルクレール(ザウバー)に追突してフロントウイングを損傷してピットイン。
フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)もこれを避けるためコースオフ。その後、アロンソは4周目に白煙を上げマシンを停めることになった。ハートレーも1周目にピットインを強いられウルトラソフトに交換する。
4周目にアロンソがターン12手前にマシンを停めたためバーチャルセーフティカー(VSC)が出るがすぐに解除され、レースは5周目の最終セクターから再開。ガスリーはこの周にピットインしハイパーソフトを捨ててスーパーソフトに履き替える。
11周目にはハミルトンとボッタスが同時ピットインをすると、12周目にはリカルド、13周目にはフェルスタッペンがピットインしてスーパーソフトに交換。