メルセデスF1チームのボスであるトト・ウォルフは、もしF1の次のオーナーがアメリカ企業であれば、F1は“アメリカ流のやり方”から学ぶことができると考えている。
現在のオーナーであるCVCキャピタル・パートナーズは、メディア王であり、野球チーム『アトランタ・ブレーブス』のオーナーであり、さらにアメリカで一番の大地主であるジョン・マローンが経営する『リバティ・メディア』に対して、保有しているF1の株式を売却する寸前のようだ。
売却価格が85億ドル(約8800億円)と見積もられていることを受け、ウォルフは「それほどの額で企業を買収するなら、そしてリバティのようなメディア帝国の担当者であるなら、その人は人生で何かを成し遂げてきたということだ」と語った。
「それだけの株を買い、それだけの金を費やしておいて、『全てを変えてはいない。アメリカ流でやっている』と、のたまうような人はいないと思う」
「アメリカ流のやり方から我々が学べることもあると思う。特にデジタルの分野だね。でも、こちらでは機能しているのに、あちらでは機能していない分野もある」
「彼らは何を変更し、何を維持する必要があるのか精査し分析してくるだろう。彼らにF1を買う能力があるのには理由がある」
「アメリカのメディアがF1を買収するというのはよいニュースだ」