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F1 ニュース

投稿日: 2019.02.21 17:58
更新日: 2019.02.21 18:46

F1ピレリタイヤの変更点をおさらい。オーバーヒートやささくれ磨耗の抑止策を導入、ウエットタイヤも性能向上

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F1 | F1ピレリタイヤの変更点をおさらい。オーバーヒートやささくれ磨耗の抑止策を導入、ウエットタイヤも性能向上

 すでに報じられている通り、2019年シーズンよりピレリタイヤのコンパウンド数と、カラーリングの方法が変更される。今回は改めてその変更内容をおさらいし、合わせてウォーマーの温度や内圧、トレッド、さらにはウエットタイヤなどに関する情報もお伝えする。

 2018年シーズン、ピレリは7種類のドライタイヤを供給していた。7種類の内訳とラインの配色は、スーパーハード(オレンジ)、ハード(水色)、ミディアム(白)、ソフト(黄色)、スーパーソフト(赤)、ウルトラソフト(紫)、ハイパーソフト(ピンク)となっており、この中から3種類のタイヤがグランプリに持ち込まれていた。

2018年は7つのコンパウンドが用意されていたピレリタイヤ
2018年は7つのコンパウンドが用意されていたピレリタイヤ

 しかし2019年は、全5種類のタイヤでシーズンを戦うことになり、グランプリには昨年同様にこの中から3種類のタイヤが持ち込まれる。この5種類を識別するために、最も硬いタイヤを『C1』とし、タイヤが軟らかくなるにつれて数字が大きくなり、最も軟らかいタイヤが『C5』となる。

 そしてラインの配色方法も変更になり、グランプリに持ち込まれるタイヤを硬い方から白、黄色、赤とする。なおシーズン開幕前のバルセロナテストでは全5種類を使用するため、C2に白、C3に黄色、C4に赤のラインをそれぞれ施し、C1には白字の、C5には赤字のピレリロゴのみという、特別な配色でタイヤを区別をすることになる。

2019年F1テストで使用されるピレリタイヤのマーキング

 またバルセロナテストでは、2020年用のタイヤの開発テストが予定されており、マーキングの施されていないプロトタイプタイヤが使用される。


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