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F1 ニュース

投稿日: 2016.09.13 07:38
更新日: 2016.09.13 07:41

「ルノーが苦戦するのは分かっていた」。移籍のグロージャン、王座とフェラーリへの野望語る

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F1 | 「ルノーが苦戦するのは分かっていた」。移籍のグロージャン、王座とフェラーリへの野望語る

 ロマン・グロージャンが、ハースへの移籍を決めたのは、将来フェラーリへ行きたいためというよりも、むしろルノーが2016年には下位に転落する可能性が見えたからだと述べた。

 フェラーリが7月にキミ・ライコネンと来季の契約を交わすまで、グロージャンはライコネンの後任としてフェラーリ入りが噂された、何人かの候補者のひとりに数えられていた。また、ハースとフェラーリの関係の深さこそ、昨年グロージャンがロータスを離れようと決めた主な理由とも考えられていた。すでにその時点で、ロータスが再びルノーに買収され、ワークスチームになることは彼も知っていたからだ。

 いずれはフェラーリ入りを果たす可能性が残されていると思うか、との質問に対し、グロージャンは次のように答えた。

「まだあると思うよ。ただ、ハースへ行こうと思ったのは、その先のフェラーリ移籍を考えていたからではない。僕は、ルノーが今年実際にそうなっているように、かなり厳しいシーズンを送ることになると予想していたんだ」

「その一方で、アメリカのチームがF1に参入しようとしていた。そこで考えたんだ。もし僕がそれに加わって、チームの成功に貢献できれば、アメリカでF1の人気を高めることができるかもしれないってね。『ハースはフェラーリのエンジンを使うから、いずれは僕もフェラーリへ行けるかも』という考えよりも、そういう理由のほうがずっと大きかった」

「フェラーリは、チームに必要だと思ったドライバーを雇うだろう。そのドライバーがハースにいたか、他のチームにいたかは、彼らにとっては関係ない。だから、僕らにできるのは、良い仕事を続けて、一貫性があることを証明し、クルマを速くするように努め、彼らにとって良い候補者であり続けることだけだ」

 また、フェラーリがライコネンと再契約したことを知って失望したかとの質問に、彼はこう答えている。
「ああ、だって僕もいつかはフェラーリへ行きたいと思っているからね」

「ただ、それと同時に、『よし、そういうことなら、僕にはハースの新車に乗るチャンスがある』とも考えた。僕はこのチームで初めて選手権ポイントを獲得したドライバーだ。そして、初めてポディウムに上がったドライバー、あるいはチームとして初優勝を記録するドライバーにだってなれるかもしれない」


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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