レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは、チームは最善の形でホンダのパワーユニット(PU/エンジン)の開発プランを実行していると語り、F1アゼルバイジャンGPと今後のアップグレードに対して期待を示した。
ホンダは、前戦中国GPでトロロッソのダニール・クビアトのパワーユニットに起きたトラブルを解析した結果、初戦から使用してきたICE(エンジン)に品質観点での課題を確認、アゼルバイジャンでレッドブルとトロロッソの全4台にアップデートしたスペック2のICEを投入することを決めた。今回のアップデートの内容は、主に信頼性の向上だが、若干のパフォーマンスアップも行われている。
第4戦の段階でエンジン交換を行うことで、シーズン中にレギュレーションで定められた制限基数を超え、グリッド降格ペナルティを受ける可能性が増すことになる。しかしガスリーは、今回新エレメントを投入することによって開発がよりよい形で進むことになると考えている。
「開発プランは(チームごとに)それぞれ異なる。ホンダが懸命に努力しているのは分かっているし、彼らの進歩には皆が満足している」とガスリーはFormula1.comに対して語った。
「シーズン中に再度アップグレードを行う予定だ。チームが、戦略上、今エンジンを交換するのが最善だと判断した。今シーズンのうちにまたアップグレードをすることになるだろう。他のチームとは異なるプランで動くことになると思う」