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投稿日: 2019.05.15 12:22

ホンダF1山本MDインタビュー:フェラーリを打ち破っての3位に、「もしかすると、開幕戦よりうれしい表彰台かも」


F1 | ホンダF1山本MDインタビュー:フェラーリを打ち破っての3位に、「もしかすると、開幕戦よりうれしい表彰台かも」

 F1第5戦スペインGP決勝レース後の山本雅史F1マネージングディレクターは、ホンダ製パワーユニット(PU/エンジン)搭載車全4台の入賞を逃したことが本当に悔しそうだった。しかし一方で、レッドブルが実力でフェラーリを破って3位表彰台を獲得したこと、しかもマシンの実力が如実に出るカタロニア・サーキットでの達成は、素直に喜んでいた。

──開幕戦以来の表彰台獲得でした。
山本雅史F1マネージングディレクター(以下、山本MD):開幕戦より、もしかすると嬉しいかもしれません。もちろん初表彰台はすごく嬉しかったですが、メルボルンは非常に特殊なサーキットで、戦闘力の正確な指標にはなりえない。それに対してここはオーソドックスなコースですし、各チームが走り尽くしている。そこでフェラーリと、互角で戦えたわけですからね。

 まあ互角というか、マックス(フェルスタッペン)に頼りすぎていた部分もありますけどね(苦笑)。それも含めての総合力ということで、さすがレッドブルという印象を改めて持ちました。感謝ですよ。

──いっぽうでメルセデスには、まだかなわない状況です。
山本MD:ええ。さらに差が開いたという方が、正確でしょうね。ヨーロッパラウンド初戦の今回がいわば第二の開幕戦ですが、メルセデスの強さを改めて思い知らされました。次はモナコで去年までだったらレッドブルの独壇場でしたが、今年はよほど何か手立てを考えないと。

──このサーキットの低速区間セクター3でのメルセデスの速さはすごいです。
山本MD:でしょう。実は決勝日の前夜、(バルテリ)ボッタスがポールポジションを取った時の車載映像を繰り返し見ていたんですよ。本当にドライビングに無駄がない。踏まなきゃいけないところで踏めていますしね。予選ラップの速さは尋常じゃないのに、それであれだけスムーズに運転できる。

──カウンターステアが皆無でした。
山本MD:そう。何度も見ながら、相当頑張らないと追いつけないなと思いました。

──メルセデスの1強体制は、想定外でしたか?
山本MD:完全に想定外でしたね。今の技術レギュレーションは、今年ある程度変わったとはいえ、かなり成熟の域に入っています。各チームのレベルが、いっそう拮抗してもおかしくない。上位のメルセデスは、もはやそこまで大きな伸び代はなかったはずなんですけどね。

■チームの総合力でフェラーリと戦える状態に