以前フェラーリF1とウイリアムズF1に在籍していたエンジニアのロブ・スメドレーは、新たな電動カートシリーズを創設しようとしており、これによって若き才能の持ち主たちが低コストでレースに参戦できるようになるという。
6度のF1世界チャンピオンであるルイス・ハミルトンは最近、ジュニアクラスのモータースポーツシリーズの参戦費用が高騰していることへの懸念を表明している。前途ある多くの若いレーサーたちにとって、多様性が犠牲になり、才能よりも資金が幅を利かせる状況になっているというのだ。
スメドレーの取り組みは『Electroheads』と呼ばれており、最初のステップとして草の根レベルのモータースポーツを民主化し、資金の限られたレーサーに門戸を開くことを目指している。
「ルイス・ハミルトン自身も最近、レースはあまりにも費用がかかるものになっており、十分な多様性がなくなったと語っている。私もこの意見には完全に同意する」と『RaceFans.net』の報道のなかでスメドレーは語った。
「電動化を通じて、我々はその状況を変えることができる。我々はレーサーたちが上を目指していくにあたって、彼らを鼓舞し、活気づけ、興奮を与える原動力となるだろう。このシリーズはよりクリーンで安価であり、速い。そして重要なことに、より公平なのだ」
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