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F1 ニュース

投稿日: 2020.02.29 07:58
更新日: 2020.02.29 07:59

ホンダF1、合計1549周を走り、2番手でテストを終了「序列の見極めは時期尚早だが、開幕に向けいい準備ができた」と田辺TD

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F1 | ホンダF1、合計1549周を走り、2番手でテストを終了「序列の見極めは時期尚早だが、開幕に向けいい準備ができた」と田辺TD

 スペイン・バルセロナで開催されたF1プレシーズンテスト6日目最終日、レッドブル・ホンダからはマックス・フェルスタッペンとアレクサンダー・アルボン、アルファタウリ・ホンダからはダニール・クビアトが参加し、開幕前最後の走行を行った。

 ドライコンディションとなった2月28日、アルボンは午前走行を担当し、59周を走り、1分17秒803(C3タイヤ)で14番手となった。レッドブルは、アルボンはハード寄りのタイヤでセットアップ作業を集中的に行っていたと述べている。アルボンはターン12でスピンを喫し、グラベルに飛び出すシーンがあったが、無事にコースに復帰した。

 ランチタイム後にRB16を引き継いだフェルスタッペンは45周を走行し、セッション終盤に1分16秒269(C4タイヤ)を出し、メルセデスのバルテリ・ボッタスに続く2番手に入った。その後も何周かプッシュしたフェルスタッペンだが、ボッタスを上回るタイムは出さず、0.073秒差の2番手が確定した。しかしボッタスの最速ラップは、フェルスタッペンとは異なり最もソフトなC5タイヤでマークしたものだった。

 クビアトは一日を通して走行し、160周をこなし、1分16秒914(C4タイヤ)で10番手となった。

2020年第2回F1プレシーズンテスト3日目:ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
2020年第2回F1プレシーズンテスト3日目:ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)

 ホンダF1テクニカルディレクター田辺豊治氏は、プレシーズンテスト6日間を振り返り、次のようにコメントした。

「例年よりも短い日程で行われた6日間のオフシーズンテストが今日で終了しました。両チームともに大きな問題は発生せず、貴重な走行時間を無駄にすることなく、多くの周回を重ねることができました」

「アストンマーティン・レッドブル・レーシングと780周、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダとは769周、ホンダとして合計で1,549周、7,211㎞を走行し、数々の確認テストを行いました。多くのデータを得られ、とてもポジティブなテストになったと感じています」

「6日間を通して比較的安定した天候ではあったものの、午前・午後での路面温度変化や風向きの強さなどが、F1の車には大きな影響を与えます。それに加えて各チームが異なるプログラムで走行をしているので、この段階で各チームの相対的な実力を語ることは時期尚早ですが、シーズン開始に向けていい準備ができたと考えています」

「ここからテストで使用したパーツの確認を進めたり、エンジニアたちがデータの分析を進め、最後の最後まで改善に向けた努力を続けていくことになります。あと16日でオーストラリアGPが始まります。いい戦いができるよう、万全の準備を整えて挑みます」


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