予選と決勝ともに雨によってドラマが生まれた2021年F1第15戦ロシアGP。予選では乾きつつある路面でランド・ノリス(マクラーレン)が初のポールポジションを獲得し、決勝でも王者ルイス・ハミルトン(メルセデス)を抑え初優勝かと思われましたが、最終盤に降り始めた雨で後退してしまいました。そんなロシアGPを自宅特派員ホンマさんのレポートで振り返りましょう。
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こんにちは、自宅特派員のホンマです。
みなさん、お元気でしたか?
わたくしホンマは、只今シオシオでございます。
お元気なんてありゃしねぇ。
特派員ブログをお休みさせていただいている間に、我らがキミ・ライコネンさんが引退発表。
ついに、ついに、終わりがきてしまいましたよ。
振り返ると我がF1人生は、ライコさんとともにあったといっても過言ではなく。
F1は深夜にテレビで観るものだと思いこんでいたわたくしが鈴鹿へ行けたのも、ライコさん観たさのおかげであり、
ドライバーのグッズがほしいからと、フィギュア作りを試行錯誤していたらケータハムさんからお声がかかり、
そのご縁がロータスまで続いていたら、ライコさんが移籍してくるというミラクルもありました。
オートスポーツwebさんから声をかけていただいたのも、たくさんの人と知り合えたのも、応援し続けてきたからだと思っております。
1回目の引退時は、ラリーの世界が想像以上に楽しくて、モータースポーツの世界が広がったと喜んでおりましたが……。
来シーズン、ホンマが息をしていないようでしたら、喝を入れていただけたら幸いです。
そして我が同士たちよ、ともに耐えましょうぞ。
さてロシアGP。
北海道とロシアはご近所でございまして。
どれくらいご近所かというと、先日、ロシアから23時間泳ぎ続けての亡命事件がありましてね。
……正直、ロシアとの近さより、人間が23時間泳ぎ続けれることにびっくりでございました。
ちなみにソチとは7,708kmの距離があるそうです。
こちらはNOご近所でございます。
そのフリー走行1回目。
引退発表をしたとたんにコロナになったニュースな男、キミ・ライコネンさんは無事復活されておりました。
よかった、本当によかった。
ファンは連続でパンチを食らいましたが、ご本人が元気ならそれでいいのです。
母国GPであるニキータ・マゼピンさんから、メディアのみなさんへロシア土産のプレゼントが。
『これでよしなに』
『ソチも悪よのう』
『クックック……』
こんな感じでしょうか。
おもてなしができる男、マゼピンさんでございます。
アルファロメオさんへの移籍が発表されたバルテリ・ボッタスさんは、気持ちよくトップタイムで終えられました。
新しい扉を開いたボッタスさんに、期待大でございます。
フリー走行2回目。
マックス・フェルスタッペンさんはパワーユニット(PU)交換決定。
決勝は最後尾からのスタートですよ。
ソチは抜けるコースといわれているけれども、チャンピオン争い中のこの決断はしんどいでござる。
そのフェルスタッペンさんのライバル、ルイス・ハミルトンさんは、フロントジャッキマンにクルマをぶつけてしまわれました。
ハミルトンさんには、めずらしいミスでございます。
王者にも、口には出さぬプレッシャーがあるのでございましょう。
勝負の世界はしんどいでござるよ。
アントニオ・ジョビナッツィさんがクラッシュして、ウォールの具がはみ出てしまいました。
……あの中身、モコモコしていましたね。
あの後、どうやってあのモコモコを修理したのか、地味に気になっております。
ピエール・ガスリーさんは、ソーセージ縁石にやられてフロントウイングが落下。
ソーセージの殺傷能力が高すぎる!
コースにポツンと取り残されたフロントウイングが、大変シュールでございました。
目の中になにか入ったと訴えていたライコさんは、12番手で終了です。
……それでですね、もしも明日の予選が雨で中止になったならば、そして決勝前にも予選が開催できなかったならば。
このFP2の順位が、決勝グリッド順位になると聞きまして。
12番グリッドは悪くない。というか良い。大変良い。
そうよわたしは志の低い女でございます。