2月6日に三重県の鈴鹿サーキットで開催された『ホンダレーシングサンクスデー2021-2022』。auto sport webでもイベントの模様をお届けしたが、グランドスタンド裏側イベント会場のGPスクエアでは、2015~2021年にホンダパワーユニットを搭載してF1を戦ったマシンたちの展示が行われた。
通称“第4期”としてホンダがパワーユニットサプライヤーとしてF1復帰を発表したのは2013年のこと。記者会見で2015年からマクラーレンにパワーユニット供給を行うことが明らかにされ、マクラーレン・ホンダ復活に大きな期待を寄せられたが、信頼性やパフォーマンスに悩まされ2017年をもって提携終了となった。
そんなホンダパワーユニットを2018年から新たに搭載することになったのは当時のスクーデリア・トロロッソ、現スクーデリア・アルファタウリだ。第2戦バーレーンGPではピエール・ガスリーが駆るSTR13が4位入賞を果たし、第4期のベストリザルトを更新する活躍を見せる。
2019年はトロロッソの親チームでもあるレッドブル・レーシングへのパワーユニット供給がスタートし、第1戦バーレーンGPでマックス・フェルスタッペンが3位表彰台に上がると、第9戦オーストリアGPでは待望の優勝を飾った。
そんななか、2020年にホンダは2021年をもってF1活動を終了することを発表した。迎えた2021年シーズンは日本人F1ドライバーの角田裕毅がアルファタウリ・ホンダからデビューを果たし、フェルスタッペンは開幕戦から王者ルイス・ハミルトン(メルセデス)と激しいチャンピオン争いを繰り広げることになる。
第16戦トルコGPでは、新型コロナウイルスの影響で開催中止となってしまった日本GP向けに用意していた、ホワイトをベースに“ありがとう”の日本語が入れられた特別カラーリングでレースを戦うなど、レッドブル、アルファタウリとの関係性の高さが見て取れ、最終戦アブダビGPではフェルスタッペンが自身初のドライバーズチャンピオンに輝き、ホンダにとって30年ぶりとなるタイトルをもたらした。
そんな第4期ホンダF1のマシンたちが、2月6日に鈴鹿サーキットで開催されたホンダレーシングサンクスデー2021-2022に展示され、記念撮影などで訪れたファンを喜ばせた。以下にギャラリー形式でその様子をお届けする。(写真提供:ホンダ)
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