2015年F1第16戦アメリカGPは25日(現地時間)、テキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで56周の決勝レースが行われ、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンが今季10勝目を挙げ、歴代4位タイとなる3度目のドライバーズタイトルを獲得した。
メキシコを襲った大型ハリケーンの影響で波乱の週末となった今年のアメリカGP。初日午後のフリー走行が中止となり、土曜に予定されていた予選は天候回復の目処が立たず、決勝日朝の日曜午前9時からに延期され、Q2タイムでメルセデスAMGのニコ・ロズベルグがポールポジションを獲得した。
迎えた午後2時からの決勝は、朝から降り続いていた雨は止んだものの路面は大部分が湿ったままの状態で、全車は浅溝のインターミディエイトタイヤでグリッドに並んだ。
注目のスタートでは、2番グリッドから鋭い加速を見せたハミルトンが1コーナーでポールシッターのロズベルグをサイド・バイ・サイドからオーバーテイクしトップを奪取。逆にポジションを死守しようとしたロズベルグは、軽い接触も受けてアウト側に押し出される格好となり一旦5番手まで後退。すぐに先行するフォース・インディアを抜いて4番手に浮上するも、2番手と3番手には2列目スタートのダニール・クビアトとダニエル・リカルドのレッドブル勢が続くこととなった。