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海外レース他 ニュース

投稿日: 2018.01.16 18:37

D’station Racing 2018年ドバイ24時間レース レースレポート

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海外レース他 | D’station Racing 2018年ドバイ24時間レース レースレポート

D’station Racing
Race Report

Hankook 24 Hours DUBAI 2018
January 10 -13 2018

目標の海外挑戦、第一歩目
パーフェクトなレースでクラス6位/総合13位を獲得!

Qualify : 25th / A6-PRO 11th (2’00″827)
Race : 13th / A6-PRO 6th (587 Laps)

「オール日本人体制で、世界と戦いたい」──2017年2月、D’station Racingの参戦発表会で、チームオーナーである星野敏は、力強く宣言した。あれから11ヶ月。D’station Racingは早くも目標実現に向けた第一歩として、アラブ首長国連邦のドバイ・オートドロームで開催されるドバイ24時間に挑戦することになった。

 このレースは、2006年に初めて開催され今年で12回目。オフシーズンのこの時季、ヨーロッパやアジアの強豪チームがジェントルマンドライバーたちとともに参戦を開始しており、近年レベルは急激に上がっている。GT3レースの本場であるヨーロッパからの注目度も非常に高く、メーカーのサポートを受けたワークスドライバーたちが数多く顔をそろえるレースだ。また、参戦車両もGT3やGT4、カップカーといったスポーツカーに加え、多種多様なツーリングカーがそろう。5.8kmのコースにこれらの車両がひしめくため、ドライバーのスキルも要求される。D’station Racingがエントリーしたのは、GT3カーで争われるA6-PROクラスだ。

 チームは、2017年にスーパー耐久を戦ったHAI Racingを母体とし、これに国内モータースポーツで活躍する熟練のメカニックを加え、星野敏/荒聖治/近藤翼というスーパー耐久ランキング3位を獲得したトリオに、SUPER GTでD’station Porscheのステアリングを握る藤井誠暢が加わるという、4人のドライバー体制が組まれた。まさにドリームチームと言えるラインアップだが、レースを前に過度な期待は禁物だ。これは今後の海外挑戦に向けたファーストステップ。チームのレベルアップが今回の主眼だ。

■プライベートテスト/予選

 チームスタッフ、そしてドライバーたちは1月8日、日本を発ちアラブ首長国連邦入りした。D’station Porscheは日本でフロントのダウンフォース向上を主眼とした2018年仕様へのアップデートが施され、ドバイに運び込まれている。ニュルブルクリンク24時間等と同様、1ピットに3台が収まるタイトな作業スペースながら、チームスタッフたちは効率良く準備を整え、1月10日午前11時にスタートするプライベートテストに備えた。

 10日に180分ずつ2回の走行が行われるプライベートテストでは、ドバイが初走行となる星野、荒、近藤のコース習熟が主な目的。また、ピットロード出口に備えられ、全車がこの場所での給油が義務づけられるガソリンスタンドへの対応なども重要なポイントとなった。2013年のこのレースで3位表彰台を獲得した経験をもつ藤井は、あくまでバックアップとして3人やチームへのアドバイスを行い、最小限の走行に留める予定となっていた。

D’station Porsche
ドバイ24時間で準備を進めるD’station Porsche


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